「痛くなったら歯医者に行けばいい」そう思っていませんか?
実は、虫歯は初期段階では自覚症状がほとんどありません。気がついた時にはかなり進行していた…なんてことも。
歯の健康は、全身の健康にも繋がっています。輝く笑顔を保ち、いつまでも美味しく食事を楽しむためには、毎日の虫歯予防が欠かせません。
今回は、ご自宅で簡単にできる虫歯予防ケアを7つご紹介します。特別な道具やテクニックは必要ありません。今日から、そして明日からも、無理なく続けられる方法ばかりです。
一緒に健康な歯を目指しましょう。
1. 正しい歯磨き
毎日の歯磨きは虫歯予防の基本です。しかし、ただ磨けば良いというわけではありません。正しい方法で丁寧に磨くことが重要です。
- 歯ブラシの選び方:
- ヘッド: 口の大きさに合わせて、奥歯まで届きやすい小さめのヘッドを選びましょう。
- 毛の硬さ: 歯茎を傷つけにくい、柔らかめの毛を選びましょう。
- 毛先: 歯と歯茎の境目にきちんとあたるように、毛先はラウンド加工されているものがおすすめです。
- グリップ: 握りやすく、滑りにくいものを選びましょう。
- 交換時期: 毛先が開いてきたら、新しい歯ブラシに交換しましょう。目安は1ヶ月程度です。
- 歯磨き粉の選び方:
- フッ素: フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯菌の酸から歯を守ります。必ずフッ素配合の歯磨き粉を選びましょう。
- 研磨剤: 研磨剤が多く含まれている歯磨き粉は、歯を傷つける可能性があります。研磨剤の含有量が少ないものを選びましょう。
- 発泡剤: 発泡剤が多いと、泡立ちすぎて磨き残しが増える可能性があります。低発泡の歯磨き粉もおすすめです。
- 磨き方:
- 歯ブラシの角度: 歯ブラシを歯に垂直に当て、毛先を歯と歯茎の境目に軽く当てましょう。
- 動かし方: 力を入れすぎずに、小刻みに動かして磨きましょう。ゴシゴシと強く磨くと、歯茎を傷つけたり、歯のエナメル質を削ってしまう可能性があります。
- 磨き順序: 一定の順番で磨くことで、磨き残しを防ぎましょう。
- 歯の表面: 歯ブラシを縦に動かして、歯の表面を丁寧に磨きましょう。
- 歯と歯の間: 歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯ブラシが届きにくい歯と歯の間を磨きましょう。
- 歯間ブラシ: 歯と歯の間に隙間がある場合は、歯間ブラシが効果的です。歯間ブラシは、歯茎を傷つけないように、優しく挿入しましょう。
- デンタルフロス: 歯と歯の間に隙間がない場合は、デンタルフロスを使用しましょう。デンタルフロスを歯と歯の間に通して、歯の側面を丁寧に cleaning しましょう。
- 奥歯: 奥歯は特に磨き残しが多い場所です。鏡を見ながら丁寧に磨きましょう。
- 歯茎: 歯茎をマッサージするように優しく磨きましょう。
- 舌: 舌苔(ぜったい)は口臭の原因となります。舌ブラシを使って、舌の表面を優しく cleaning しましょう。
- 時間: 1回につき3分以上、できれば5分程度かけて丁寧に磨き、すべての歯を磨くようにしましょう。
2. 食後のケア
食後は、口の中が酸性になり、虫歯菌が活発になります。食後のケアをしっかり行い、虫歯菌の増殖を抑えましょう。
- うがい: 食後はすぐにうがいをして、食べカスを洗い流しましょう。水だけでなく、お茶や緑茶でうがいをするのも効果的です。
- キシリトールガム: キシリトールには、虫歯菌の活動を抑制する効果があります。食後にキシリトールガムを噛むと、唾液の分泌が促進され、口の中が中性に戻りやすくなります。キシリトール100%のガムを選び、5分以上噛むようにしましょう。
3. 間食を控える
間食をすると、口の中が酸性の状態が長く続くため、虫歯のリスクが高まります。
- ダラダラ食べ: ダラダラ食べは、口の中が酸性の状態が続くため、虫歯のリスクが高まります。間食は時間を決めて、だらだらと食べないようにしましょう。
- 甘いもの: 砂糖は虫歯菌のエサになります。甘いものを食べ過ぎないように注意し、食べた後はすぐに歯磨きやうがいをしましょう。
- 間食の選び方: 甘いお菓子だけでなく、酸っぱいものや炭酸飲料も虫歯のリスクを高めます。間食を選ぶ際は、糖分の少ないもの、酸性の少ないものを選びましょう。果物やヨーグルト、チーズなどを選ぶのも良いでしょう。
4. 食事の内容
食事の内容も、虫歯予防に大きく関わってきます。
- よく噛む: よく噛むことで唾液の分泌が促進されます。唾液には、
- 食べカスを洗い流す
- 口の中を中和する
- 歯を修復する(再石灰化) などの働きがあります。
- カルシウム: カルシウムは歯の主成分です。牛乳やチーズなどの乳製品、小魚、海藻、豆腐などを積極的に食べましょう。
- リン: リンも歯の形成に欠かせない栄養素です。肉、魚、卵、豆類などに多く含まれています。
- ビタミンD: ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きがあります。魚、きのこなどに多く含まれています。
- 繊維質の多い食品: 野菜や果物など、繊維質の多い食品は、歯の表面を cleaning する効果があります。
5. 定期的な歯科検診
自分では気づかない虫歯や歯周病を早期発見・早期治療するため、そしてプロによるケアを受けるために、定期的な歯科検診を受けましょう。
- 歯科医院でのクリーニング: 歯科医院では、専用の器具を使って、歯石や歯垢を徹底的に取り除いてもらえます。
- 早期発見・早期治療: 虫歯や歯周病は、早期発見・早期治療が大切です。定期的な検診で、虫歯や歯周病の兆候がないかチェックしてもらいましょう。
- 検診の頻度: 3ヶ月〜半年に1回を目安に、歯科検診を受けるようにしましょう。
6. フッ素の活用
フッ素は、歯のエナメル質を強化し、虫歯菌の酸から歯を守る効果があります。
- フッ素塗布: 歯科医院でフッ素塗布を受けると、歯のエナメル質が強化され、虫歯になりにくくなります。特に、歯が生え始めたばかりの子供や、虫歯になりやすい人は、定期的にフッ素塗布を受けることをおすすめします。
- フッ素洗口: 自宅でフッ素洗口液を使ってうがいをすることでも、フッ素を取り入れることができます。フッ素洗口は、毎日行うことで効果が高まります。
- フッ素配合歯磨き粉: 毎日の歯磨きでフッ素配合歯磨き粉を使うことでも、フッ素を取り入れることができます。
7. 口腔環境を整える
口の中の環境を整えることも、虫歯予防に重要です。
- 唾液の分泌: 唾液には、
- 口の中を洗浄する
- 歯を修復する(再石灰化)
- 抗菌作用 などの働きがあります。唾液の分泌を促進するためには、
- よく噛む
- 水分をこまめにとる
- 唾液腺マッサージ などが効果的です。
- 口呼吸: 口呼吸は口の中を乾燥させ、虫歯のリスクを高めます。鼻呼吸を心がけましょう。
- ストレス: ストレスは、唾液の分泌量を減らす原因となります。ストレスを溜め込まないように、リラックスできる時間をつくりましょう。
- 睡眠: 睡眠不足は、免疫力を低下させ、虫歯のリスクを高めます。質の高い睡眠を十分にとりましょう。
- 喫煙: 喫煙は、歯周病のリスクを高め、口の中の環境を悪化させます。禁煙を心がけましょう。
これらの方法を参考に、毎日の生活の中で虫歯予防を心がけ、健康な歯を維持しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
虫歯予防は、毎日の積み重ねが大切です。ご紹介した7つの方法を参考に、今日からできることから始めてみましょう。
毎日の歯磨きを丁寧に行い、食後のケアを忘れず、そして定期的な歯科検診を受けること。 これらの習慣を身につけることで、虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。
口の健康は、全身の健康にも繋がっています。 いつまでも自分の歯で美味しく食事を楽しみ、笑顔で過ごせるように、一緒に虫歯予防を頑張りましょう。
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