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リンガル矯正とは?メリット・デメリット、費用、治療期間を解説

リンガル矯正とは?メリット・デメリット、費用、治療期間を解説

美しい歯並びは、自信に満ちた笑顔の鍵となります。

しかし、矯正治療をしたいと思っても、「装置が目立つのが気になる」「周りの目が恥ずかしい」といった悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめなのが、リンガル矯正です。

リンガル矯正は、歯の裏側に装置を取り付けるため、外から見えずに歯並びを改善できます。

この記事では、リンガル矯正のメリット・デメリットから費用、治療期間まで、分かりやすく解説していきます。

ぜひ最後まで読んで、リンガル矯正について理解を深めてください。

目次

1. リンガル矯正とは?

リンガル矯正とは、歯の裏側に矯正装置を取り付ける矯正治療法です。表側矯正とは異なり、装置が見えないため、周囲に気づかれずに歯並びを改善したいという方々に選ばれています。

リンガル矯正の仕組み

歯の裏側に、ブラケットと呼ばれる小さな装置を一つずつ丁寧に接着します。ブラケットは、歯を動かすためのワイヤーを固定する役割を担います。このブラケットとワイヤーの組み合わせによって、歯に力を加え、徐々に理想的な位置へと動かしていきます。

リンガル矯正の種類

大きく分けて、従来のリンガル矯正とカスタマイズされたリンガル矯正の二つがあります。

  • 従来のリンガル矯正: 標準的なブラケットとワイヤーを使用します。
  • カスタマイズされたリンガル矯正: 患者さんの歯列に合わせたオーダーメイドのブラケットとワイヤーを使用します。代表的なものとして、インコグニートやWINなどがあります。これらの装置は、より快適な装着感と高い治療効果を実現しています。

2. リンガル矯正のメリット

リンガル矯正のメリットについて記載します。

1. 目立ちにくい

これがリンガル矯正の最大のメリットと言えるでしょう。装置が歯の裏側につくため、表側矯正のようにワイヤーやブラケットが見えることがありません。

  • 周囲に気づかれにくい: 仕事柄、人前に立つことが多い方や、接客業の方でも、矯正治療をしていることを意識せずに自然に振る舞えます。
  • 笑顔に自信を持てる: 矯正装置が目立つことを気にせず、思いっきり笑ったり話したりすることができます。
  • 特別なイベントも安心: 結婚式や写真撮影など、大切なイベントを控えている方でも、安心して治療を進められます。
  • ストレスフリー: 矯正装置が目立つことによる精神的なストレスを感じることがありません。

2. 口腔内の健康

リンガル矯正は、口腔内の健康にも良い影響をもたらします。

  • 虫歯リスクの低減: 歯の裏側は唾液で洗い流されやすく、歯垢が溜まりにくい環境です。そのため、表側矯正に比べて虫歯のリスクが低いと言われています。
  • 歯周病予防: 同様に、歯周病のリスクも低減できます。
  • 歯磨きしやすい: 歯の裏側に装置があることで、歯ブラシが届きやすくなり、口腔内を清潔に保ちやすくなります。
  • エナメル質へのダメージが少ない: 表側矯正ではブラケットを歯の表面に接着するため、エナメル質が傷つく可能性があります。しかし、リンガル矯正ではブラケットが歯の裏側にあるため、エナメル質へのダメージを最小限に抑えられます。

3. 治療中の快適さ

リンガル矯正は、治療中の快適さにも配慮されています。

  • 発音への影響が少ない: 表側矯正に比べて舌の動きを阻害しにくいので、発音への影響が最小限です。
  • スポーツへの支障が少ない: 口の中に装置がないため、接触プレーが多いスポーツでも、装置が口内を傷つける心配がありません。
  • 治療中の痛みを軽減できる: リンガル矯正では、歯の裏側に力を加えるため、表側矯正に比べて痛みを感じにくいと言われています。
  • 食事の制限が少ない: 表側矯正に比べると、食事の制限が比較的少ないです。ただし、硬いものや粘着性のあるものは注意が必要です。

4. その他のメリット

  • 舌側矯正: 舌の癖を治す効果も期待できます。
  • 精神的なメリット: 歯並びが改善されることで、自分に自信を持つことができ、精神的な安定にも繋がります。

このように、リンガル矯正は審美面だけでなく、口腔内の健康面や治療中の快適さなど、様々なメリットをもたらします。

リンガル矯正を検討する際は、これらのメリットを参考に、ご自身のライフスタイルや希望に合っているかどうかを判断しましょう。

3. リンガル矯正のデメリット

リンガル矯正は、目立たない矯正治療として人気を集めていますが、メリットだけでなく、いくつかのデメリットも存在します。治療を検討する際は、これらのデメリットをよく理解しておくことが重要です。

1. 費用が高い

リンガル矯正は、表側矯正に比べて費用が高額になる傾向があります。

  • 装置の複雑さ: リンガル矯正装置は、歯の裏側の複雑な形状に合わせて精密に作製されるため、表側矯正装置よりも高価になります。
  • 技術料: 歯の裏側に装置を付けるには、高度な技術と経験が必要となります。そのため、技術料も高くなる傾向があります。
  • 種類による費用の違い: 従来のリンガル矯正よりも、カスタマイズされたリンガル矯正の方が高額になります。インコグニートやWINなどのオーダーメイドの装置は、より精密な設計と製作が必要となるためです。

具体的な費用

  • 従来のリンガル矯正: 80万円~120万円程度
  • カスタマイズされたリンガル矯正: 100万円~150万円程度

2. 治療期間が長くなる場合がある

歯の裏側は、表側に比べてアクセスしにくく、装置の調整や歯の移動に時間がかかる場合があります。

  • 平均的な治療期間: 2年~3年程度
  • 表側矯正との比較: 表側矯正に比べて、数ヶ月~1年程度長くなる場合もあります。
  • 個人差: 歯並びの状態や治療の難易度によって、治療期間は大きく異なります。

3. 発音しにくいことがある

装置が舌に当たるため、慣れるまで発音に影響が出ることがあります。

  • 影響を受ける発音: 特に、「サ行」「タ行」「ラ行」「ナ行」の発音がしにくいと感じることが多いです。
  • 個人差: 舌の大きさや形、装置への慣れやすさによって、発音への影響は異なります。
  • 発音練習: 発音練習を行うことで、発音への影響を軽減することができます。

4. 舌への違和感

装置が舌に当たり、違和感や痛みを感じることがあります。

  • 違和感: 特に、装置を装着した直後は、強い違和感を感じる方が多いです。
  • 痛み: 舌に傷ができたり、口内炎ができたりすることがあります。
  • 慣れ: 時間の経過とともに、違和感や痛みは軽減していくことが多いです。

5. 食事がしにくい

装置に食べ物が詰まりやすく、食事がしにくい場合があります。

  • 詰まりやすい食べ物: 硬いもの、粘着性のあるもの、繊維質の多いものなど
  • 食事の制限: 治療中は、これらの食べ物を控える必要がある場合があります。
  • 工夫: 小さく切って食べる、よく噛んで食べるなどの工夫をすることで、食事のしづらさを軽減することができます。

6. 口腔内トラブル

  • 舌や歯茎への傷: 装置が舌や歯茎に当たり、傷ができることがあります。
  • 虫歯・歯周病: 装置が歯磨きを妨げ、虫歯や歯周病のリスクを高める可能性があります。
  • 丁寧な口腔ケア: 丁寧な歯磨きやうがいを心がけることで、口腔内トラブルを予防することができます。

8. その他

  • 治療中の痛み: 歯が動く際に、痛みを感じることがあります。
  • 装置の破損: 装置が破損することがあります。
  • 治療後の後戻り: 保定期間中にリテーナーをきちんと装着しないと、歯が元の位置に戻ってしまうことがあります。

リンガル矯正を検討する際は、これらのデメリットをよく理解した上で、歯科医師と十分に相談し、ご自身の状況に合った治療法を選択することが大切です。

4. リンガル矯正の費用

リンガル矯正の費用は、患者さんにとって大きな関心事の一つです。

なぜなら、リンガル矯正は表側矯正に比べて高額になる傾向があるからです。

これは、装置が複雑で精密な作りになっていること、歯の裏側に装置を付けるため高度な技術が必要となることなどが理由です。

費用の内訳

リンガル矯正の費用は、一般的に以下の項目から構成されます。

  • 初診相談料: 0円~1万円程度
    • 多くのクリニックでは無料ですが、一部のクリニックでは費用がかかる場合があります。
  • 検査費用: 2万円~5万円程度
    • レントゲン撮影、歯型採取、口腔内写真撮影などの費用が含まれます。
  • 診断費用: 1万円~3万円程度
    • 検査結果を分析し、治療計画を立てるための費用です。
  • 装置費用: 50万円~100万円程度
    • ブラケット、ワイヤー、バンドなどの矯正装置の費用です。
    • 使用する装置の種類によって大きく異なります。
  • 調整費用: 5千円~1万円程度/回
    • 定期的な通院時にかかる費用です。
    • ワイヤーの交換や調整、クリーニングなどの費用が含まれます。
  • 保定装置費用: 5万円~10万円程度
    • 治療後に後戻りを防ぐためのリテーナーの費用です。
  • その他:
    • 抜歯が必要な場合は、別途抜歯費用がかかります。
    • クリーニング費用や、矯正治療中に虫歯治療が必要になった場合の費用などが含まれる場合があります。

費用の目安

  • 従来のリンガル矯正:80万円~120万円程度
  • カスタマイズされたリンガル矯正:100万円~150万円程度

費用に影響する要素

  • 装置の種類: 従来のリンガル矯正よりも、カスタマイズされたリンガル矯正の方が高額になります。
  • 歯並びの状態: 歯並びの程度が重度であるほど、治療期間が長くなり、費用も高くなる傾向があります。
  • 治療期間: 治療期間が長くなるほど、調整費用などが加算され、総費用が高くなります。
  • クリニック: クリニックによって、費用設定が異なります。複数のクリニックで見積もりを比較することをおすすめします。
  • 医師の経験: 経験豊富な医師は、技術料が高くなる場合があります。

費用を抑える方法

  • 医療費控除: 医療費控除を利用することで、税金の一部が戻ってくる可能性があります。
  • デンタルローン: デンタルローンを利用することで、分割払いが可能になり、経済的な負担を軽減できます。
  • 保険適用: 顎変形症など、医療目的でリンガル矯正を行う場合は、保険適用になる場合があります。
  • クリニックの比較: クリニックによって費用が異なるため、複数のクリニックで見積もりを取るようにしましょう。
  • キャンペーン: 一部のクリニックでは、キャンペーン期間中に割引料金で治療を受けられる場合があります。

リンガル矯正は高額な治療ですが、美しい歯並びを手に入れることで、自信や笑顔を取り戻すことができます。費用面だけでなく、治療効果やリスク、医師の技術などを総合的に判断し、自分に合った治療法を選ぶようにしましょう。

5. リンガル矯正の流れ

リンガル矯正の治療の流れは、おおまかに以下のようになります。

1. 相談・検査・診断

  • まずは矯正歯科を受診し、歯並びや噛み合わせに関する悩みや希望を伝えます。
  • そこで、口腔内写真、レントゲン撮影、歯型採取などの検査を行い、現在の歯並びや顎の状態を詳しく分析します。
  • 検査結果に基づいて、治療計画(治療方法、期間、費用など)を立案します。
    • この際、治療後の歯並びをシミュレーションで見せてくれる歯科医院もあります。当院でもその場で簡易的な趣味レーションデータをお作りしています。
  • 疑問点や不安なことは、遠慮なく質問し、納得した上で治療に進みましょう。

2. 矯正装置の装着

  • リンガル矯正では、歯の裏側にブラケットと呼ばれる小さな装置を一つずつ丁寧に接着していきます。
  • ブラケットにワイヤーを通して歯を動かす力を加え、少しずつ歯並びを整えていきます。
  • 装置装着後は、発音や舌の動きに違和感を感じる場合がありますが、徐々に慣れていきます。

3. 定期的な調整

  • 通常、月に1回程度のペースで通院し、ワイヤーの交換や調整を行います。
  • 歯の動きに合わせてワイヤーを調整することで、計画通りに歯を動かしていきます。
  • 通院の度に、口腔内の衛生状態をチェックし、歯磨き指導を受けることもあります。

4. 装置の取り外し・保定

  • 歯並びが目標の位置まで動いたら、矯正装置を取り外します。
  • 装置除去後、歯は元の位置に戻ろうとするため、保定装置(リテーナー)を装着して、歯並びを安定させます。
  • 保定期間は、一般的に矯正治療と同じくらいの期間が必要です。
  • リテーナーの種類や装着時間は、歯科医師の指示に従いましょう。

5. 定期的な検診

  • 保定期間中は、定期的に歯科医院を受診し、歯並びや噛み合わせの状態、リテーナーの適合状態などをチェックします。
  • 歯並びが安定したら、検診の間隔を徐々に開けていきます。

5. リンガル矯正の治療期間

リンガル矯正の治療期間は、一般的に2年~3年程度と言われています。

ただし、これはあくまで目安であり、実際の治療期間は個人によって大きく異なります

治療期間に影響する要因

  • 歯並びの状態: 歯並びの乱れが軽度な場合、治療期間は短くなります。逆に、重度の不正咬合や顎変形症などを伴う場合は、治療期間が長くなる傾向があります。
  • 治療方法: 従来のリンガル矯正よりも、カスタマイズされたリンガル矯正の方が、治療期間が短くなる場合があります。
  • 年齢: 一般的に、子供のほうが骨の成長を利用できるため、大人の場合よりも治療期間が短くなる傾向があります。
  • 患者の協力: 治療計画通りに通院し、医師の指示を守ること、適切な口腔ケアを行うことなどが、治療期間に影響します。
  • その他: 歯の移動速度、顎の骨の状態、生活習慣など

7. リンガル矯正に向いている人・向いていない人

リンガル矯正は、歯の裏側に装置を付けることで、目立たずに歯並びを改善できる画期的な矯正治療法です。しかし、すべての人に最適な治療法とは限りません。リンガル矯正のメリット・デメリットを踏まえ、向いている人と向いていない人を解説します。

リンガル矯正に向いている人

  • 審美性を重視する人
    • 職業: 人前に立つことが多い職業の方 (例: モデル、俳優、アナウンサー、客室乗務員、営業職など)。
    • ライフイベント: 結婚式、就職活動、成人式など、大切なイベントを控えている方。
    • 性格: 矯正装置が目立つことに抵抗があり、周囲に知られずに治療を進めたい方。
    • 美的感覚: 歯並びに対する意識が高く、美しい歯並びを手に入れたいという強い希望を持つ方。
  • 発音への影響を最小限に抑えたい人
    • 職業: 声を使う仕事をしている方 (例: 声優、歌手、アナウンサー、教師、弁護士など)。
    • 活動: プレゼンテーション、スピーチ、朗読など、人前で話す機会が多い方。
    • 楽器演奏: 管楽器など、口の形が重要な楽器を演奏する方。
  • スポーツを積極的に行う人
    • スポーツの種類: 接触プレーが多いスポーツ (例: ラグビー、バスケットボール、格闘技など)。
    • 運動強度: 激しい運動を行う方。
    • 安全面: 口の中に装置があると、ケガのリスクが高まる可能性があります。
  • 口腔内をより清潔に保ちたい人
    • 衛生意識: 口腔内の衛生状態に気を配り、虫歯や歯周病予防を重視する方。
    • 歯磨き: 丁寧に歯磨きを行う習慣がある方。
    • 清掃: リンガル矯正は、表側矯正に比べて歯ブラシが届きやすく、口腔内を清潔に保ちやすいです。
  • 治療中の痛みを軽減したい人
    • 痛みに敏感: 痛みを感じやすい方。
    • 負担: リンガル矯正は、表側矯正に比べて痛みを感じにくいと言われています。
  • その他
    • 舌の癖: 舌の癖を治したい方。
    • 精神面: 歯並びが改善されることで、自分に自信を持つことができ、精神的な安定にも繋がります。
    • モチベーション: 治療に積極的に協力し、医師の指示を守ることができる方。

リンガル矯正に向いていない人

  • 費用を抑えたい人
    • 予算: 矯正治療にかけられる費用が限られている方。
    • 費用対効果: リンガル矯正は、表側矯正に比べて費用が高額になります。費用対効果を重視する場合は、表側矯正の方が適している可能性があります。
  • 治療期間を短縮したい人
    • 時間: 矯正治療にかけられる時間が限られている方。
    • 早期治療: できるだけ早く治療を終わらせたい方。リンガル矯正は、表側矯正に比べて治療期間が長くなる場合があります。
  • 重度の歯列不正がある人
    • 症状: 重度の不正咬合や顎変形症などがある方。
    • 治療: リンガル矯正では対応できない症例もあります。表側矯正や外科手術が必要になる場合があります。
  • 開口量が小さい人
    • 開口: 口が大きく開かない方。
    • 治療: 装置の装着や調整が難しい場合があります。
  • 舌が大きい人
    • : 舌が大きい方。
    • 違和感: 装置が舌に当たりやすく、違和感や発音障害が起こりやすいです。
  • 嘔吐反射が強い人
    • 反射: 舌の奥に装置が触れることで、嘔吐反射が起こりやすい方。
    • 治療: リンガル矯正が難しい場合があります。
  • 歯ぎしりや食いしばりの癖がある人
    • : 歯ぎしりや食いしばりの癖がある方。
    • 破損: 装置が破損しやすいため、注意が必要です。マウスピースの併用など、対策が必要になる場合があります。
  • 自己管理が苦手な人
    • 口腔ケア: リンガル矯正は、表側矯正に比べて丁寧な口腔ケアが必要です。
    • リスク: 歯磨きや装置の清掃を怠ると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
  • その他
    • 喫煙: 喫煙習慣がある方は、歯周病のリスクが高まるため、注意が必要です。
    • 持病: 糖尿病などの持病がある方は、治療前に医師に相談する必要があります。
    • 協力: 治療に非協力的な方や、医師の指示を守れない方は、治療がスムーズに進まない可能性があります。

8. リンガル矯正の注意点

リンガル矯正は、目立たずに歯並びを改善できる魅力的な治療法ですが、治療をスムーズに進め、良好な結果を得るためには、いくつかの注意点に留意する必要があります。

  • 発音: 装置が舌に当たるため、発音しにくいことがあります。特に、サ行、タ行、ラ行の発音に影響が出やすいです。発音練習をしたり、舌の位置を意識したりすることで、徐々に慣れていくことができます。
  • 食事: 装置に食べ物が詰まりやすいので、食事には注意が必要です。硬いものや粘着性のあるものは避け、食べ物を小さく切ってよく噛んで食べるようにしましょう。また、食事の後には丁寧に歯磨きをすることが大切です。
  • 口腔ケア: 装置が付いているため、歯磨きがしにくくなります。歯ブラシを工夫したり、デンタルフロスや歯間ブラシを併用したりして、丁寧に歯磨きを行いましょう。
  • 痛みや違和感: 装置を装着した直後は、舌や歯茎に痛みや違和感を感じることがあります。通常は数日で慣れますが、痛みが強い場合は、歯科医師に相談しましょう。
  • 装置の破損: 装置が破損することがあります。硬いものを噛んだり、強い衝撃を与えたりしないように注意しましょう。
  • 定期的な通院: 定期的に歯科医院に通い、装置の調整やクリーニングを受ける必要があります。

9. まとめ

この記事では、リンガル矯正について、その仕組みからメリット・デメリット、費用、治療期間、注意点まで詳しく解説してきました。

リンガル矯正は、歯の裏側に装置を付けることで、周囲に気づかれずに歯並びを改善できる、審美性に優れた矯正治療法です。

しかし、費用や治療期間、発音や食事など、いくつかの注意点も存在します。

リンガル矯正を検討する際は、メリットだけでなくデメリットも理解した上で、ご自身のライフスタイルや希望に合っているかどうかを判断することが重要です。

そのためにも、まずは信頼できる歯科医師に相談し、十分な説明を受けるようにしましょう。

そして、納得した上で治療を開始することで、理想の歯並びと笑顔を手に入れられるはずです。

治療のご予約は下記リンクよりいつでもお取り出来ます。キャンセルや2回目以降の治療予約に関しても行えます。

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Hasegawa
御茶ノ水つばめ歯科・矯正歯科 院長
御茶ノ水駅と神保町駅の間の場所で歯科医院を経営しています。歯の治療でお困りの方向けに情報を発信しておりますので、参考になれば幸いです。
リンガル矯正とは?メリット・デメリット、費用、治療期間を解説

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