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口内炎ができやすい人の特徴と予防法について

口内炎ができやすい人の特徴と予防法について

「また口内炎ができてしまった…」食事のたびに、話すたびにズキズキと痛む口内炎。

一度できると数日から1週間以上も痛みが続き、憂鬱な気分になりますよね。中には、何度も繰り返しできてしまい、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

口内炎は、口の中の粘膜に起こる炎症の総称です。その原因は様々で、単なる口の中の傷から、栄養不足、ストレス、免疫力の低下など、生活習慣や体調と密接に関わっていることがわかっています。

そして、実は口内炎ができやすい人にはいくつかの共通した特徴があります。

簡単にまとめてみますのでお時間のある際に読んで頂ければ幸いです。

目次

1. 口内炎とは?

口内炎は、日常生活で誰もが一度は経験する可能性のある、非常に身近な疾患です。ひとくちに口内炎といっても、その原因や症状は様々で、いくつかの種類に分類されます。ここでは、口内炎の基本的な知識として、その定義、主な種類とその特徴、そして一般的な症状について詳しく解説します。

1-1. 口内炎の定義

口内炎とは、口の中の粘膜(舌、歯ぐき、頬の内側、唇など)に生じる炎症の総称です。医学的には「口腔粘膜炎」とも呼ばれます。炎症が起こると、粘膜が赤く腫れたり、ただれたり、潰瘍ができたりします。

1-2. 主な口内炎の種類とその特徴

口内炎は、その原因や症状によって、主に以下の4種類に分けられます。

  • アフタ性口内炎:
    • 最も一般的なタイプの口内炎です。
    • 特徴: 境界がはっきりとした、円形または楕円形の浅い潰瘍(アフタ)ができます。潰瘍の中心部は白っぽく、周囲は赤く縁取られています。
    • 原因: 詳細は不明ですが、ストレス、疲労、免疫力の低下、栄養不足、ホルモンバランスの乱れなどが関与していると考えられています。
    • 症状: 強い痛みを伴い、食事や会話が困難になることもあります。通常、1~2週間程度で自然治癒します。
  • カタル性口内炎:
    • 口の中の粘膜が、物理的または化学的な刺激によって炎症を起こした状態です。
    • 特徴: 粘膜全体が赤く腫れ、熱感やヒリヒリとした痛みを感じます。潰瘍は形成されず、表面が荒れた状態になります。
    • 原因: 歯磨き粉や洗口液の刺激、熱い食べ物や飲み物によるやけど、辛いものや酸っぱいものなどの刺激物の摂取、入れ歯や矯正器具による摩擦など。
    • 症状: 軽度の痛みや不快感があります。通常は数日で治癒します。
  • ヘルペス性口内炎(口唇ヘルペス):
    • 単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)の感染によって起こる口内炎です。
    • 特徴: 唇やその周辺、口の中に小さな水ぶくれ(水疱)が多数できます。水疱は破れてびらん(ただれ)となり、かさぶたを形成します。
    • 原因: ヘルペスウイルスの初感染または再活性化。
    • 症状: ピリピリとした痛みや痒みを伴います。発熱やリンパ節の腫れを伴うこともあります。再発を繰り返すことが多く、疲労やストレス、風邪などがきっかけで再発することがあります。
  • カンジダ性口内炎:
    • カンジダ菌(真菌の一種)の増殖によって起こる口内炎です。
    • 特徴: 舌や頬の内側に、白く乳白色の苔状のものが付着します。こすり取ると出血しやすく、赤くただれた状態になります。
    • 原因: 免疫力の低下、抗生物質の長期服用、糖尿病、ドライマウス、不適切な口腔ケアなど。
    • 症状: 痛みはあまり強くないことが多いですが、味覚障害や口の中の違和感、乾燥感などを伴うことがあります。

1-3. 口内炎の一般的な症状

上記の種類に共通する、口内炎の一般的な症状は以下の通りです。

  • 痛み: 触れたり、食べ物がしみたりすると痛む
  • しみる: 酸味や塩味の強い食べ物、熱い飲み物がしみる
  • 赤み、腫れ: 炎症部位が赤く腫れる
  • 食事や会話の困難: 痛みや違和感により、食事や会話がしにくくなる
  • 口臭: 口内炎が原因で口臭が強くなることがある

2. 口内炎ができやすい人の特徴

口内炎は、誰にでもできる可能性がありますが、その中でも特にできやすい人がいることも事実です。頻繁に口内炎に悩まされている人は、生活習慣や体質に何らかの原因が潜んでいるかもしれません。ここでは、口内炎ができやすい人の特徴を「生活習慣」「身体的特徴」「遺伝的要因」の3つのカテゴリーに分けて詳しく解説します。ご自身に当てはまる項目がないか、チェックしてみてください。

2-1. 生活習慣関連 – あなたの生活、見直してみませんか?

口内炎の発症には、日々の生活習慣が大きく影響しています。不規則な生活や偏った食生活は、口内炎のリスクを高める要因となります。

  • 栄養の偏り(特にビタミンB群、鉄分、亜鉛不足):
    • ビタミンB群は、粘膜の健康維持に重要な役割を果たします。特にビタミンB2、B6、B12が不足すると、口内炎ができやすくなります。
    • 鉄分は、血液を作るために必要で、不足すると貧血になり、免疫力低下につながります。
    • 亜鉛は、細胞の成長や修復に関与し、不足すると傷の治りが遅くなります。
    • 対策例: 豚肉、レバー、魚介類、緑黄色野菜、納豆、乳製品などを積極的に摂取しましょう。
  • 睡眠不足、疲労の蓄積:
    • 睡眠不足や疲労は、免疫力を低下させ、口内炎だけでなく様々な病気のリスクを高めます。
    • 対策例: 毎日7~8時間の十分な睡眠時間を確保し、疲労を感じたら無理をせずに休息を取りましょう。
  • ストレス過多:
    • 精神的なストレスは、自律神経のバランスを崩し、免疫力低下を引き起こします。
    • 対策例: 趣味やリラクゼーション、適度な運動などで、上手にストレスを発散しましょう。
  • 不規則な生活:
    • 不規則な生活は、体内時計を狂わせ、ホルモンバランスや自律神経の乱れを引き起こします。
    • 対策例: 決まった時間に起床、就寝、食事を心がけ、規則正しい生活リズムを維持しましょう。
  • 喫煙:
    • タバコに含まれる有害物質は、口の中の粘膜を傷つけ、血行を悪化させ、口内炎の治りを遅らせます。
    • 対策例: 禁煙は口内炎予防だけでなく、全身の健康のためにも重要です。
  • 過度の飲酒:
    • アルコールの過剰摂取は、ビタミンB群の吸収を妨げ、免疫力を低下させます。
    • 対策例: 適度な飲酒量を守り、休肝日を設けましょう。
  • 口腔ケア不足:
    • 不十分な歯磨きや、歯間ケアを怠ると、口の中に細菌が繁殖し、口内炎のリスクが高まります。
    • 対策例: 食後と就寝前の丁寧な歯磨き、歯間ブラシやデンタルフロスの使用を習慣づけましょう。

2-2. 身体的特徴 – あなたの体質、口内炎と関係があるかも?

生活習慣だけでなく、体質や健康状態も口内炎の発症に影響を与えます。

  • 免疫力の低下:
    • 風邪をひきやすい、持病があるなど、免疫力が低下している人は、口内炎ができやすくなります。
    • 対策例: バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動などで免疫力を高めましょう。必要に応じて、医療機関に相談しましょう。
  • ドライマウス(唾液の分泌量が少ない):
    • 唾液には、口の中を洗浄し、細菌の増殖を抑える働きがあります。唾液の分泌量が少ないと、口内炎ができやすくなります。
    • 対策例: こまめに水分を補給する、ガムを噛む、ドライマウス用のジェルやスプレーを使用するなど。
  • ホルモンバランスの乱れ:
    • 月経前、妊娠中、更年期など、ホルモンバランスが大きく変化する時期は、口内炎ができやすくなる傾向があります。
    • 対策例: ホルモンバランスを整えるために、規則正しい生活、バランスの良い食事、十分な睡眠を心がけましょう。
  • 特定の疾患:
    • ベーチェット病、クローン病、潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患や、糖尿病などの持病がある人は、口内炎を併発しやすい傾向があります。
    • 対策例: 基礎疾患の治療をしっかり行うことが重要です。
  • 薬剤の副作用:
    • 抗がん剤、免疫抑制剤、一部の抗生物質などは、副作用として口内炎を引き起こすことがあります。
    • 対策例: 薬の服用後に口内炎が頻発する場合は、主治医に相談しましょう。
  • 口の中の傷:
    • 矯正器具、入れ歯、噛み合わせが悪い、熱いものを食べた、固いものを噛んだなど、口の中を傷つけると口内炎ができやすくなります。
    • 対策例: 矯正器具や入れ歯の調整、正しい噛み合わせの治療、口の中を傷つけないように注意して食事をするなど。

2-3. 遺伝的要因 – 体質も関係している?

  • 口内炎ができやすい体質の遺伝:
    • 明確な因果関係は証明されていませんが、家族に口内炎ができやすい人がいる場合、本人もできやすい傾向があると考えられています。
    • 対策例: 遺伝的な要因は変えられないため、生活習慣の改善や口腔ケアの徹底など、他の予防法を積極的に実践しましょう。

3. 口内炎の効果的な予防法

口内炎は、一度できてしまうと食事や会話が辛くなるなど、日常生活に大きな影響を与えます。しかし、日頃から適切な予防を心がけることで、口内炎のリスクを大幅に減らすことが可能です。ここでは、口内炎ができやすい人の特徴を踏まえ、生活習慣の改善、口腔ケアの徹底、免疫力アップなど、多方面から効果的な予防法を解説します。

3-1. 生活習慣の改善

口内炎予防の基本は、健康的な生活習慣を送り、体の中から口内炎ができにくい体質を作ることです。

  • バランスの良い食事:
    • 口内炎予防には、粘膜の健康維持に欠かせないビタミンB群(特にB2、B6、B12)ビタミンC鉄分亜鉛を積極的に摂取することが重要です。
    • 具体的な食材例:
      • ビタミンB群: 豚肉、レバー、うなぎ、魚介類、卵、乳製品、納豆、緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリーなど)
      • ビタミンC: 果物(柑橘類、キウイフルーツ、イチゴなど)、野菜(パプリカ、ブロッコリー、ゴーヤなど)
      • 鉄分: レバー、赤身肉、魚介類(あさり、しじみなど)、ひじき、ほうれん草
      • 亜鉛: 牡蠣、牛肉、豚肉、チーズ、ナッツ類
    • ポイント: 特定の食材に偏らず、多品目の食材をバランス良く摂取することが大切です。サプリメントで補う場合は、過剰摂取に注意し、用法用量を守りましょう。
  • 十分な睡眠:
    • 睡眠不足は免疫力低下の大きな原因です。毎日7~8時間を目安に、質の良い睡眠を心がけましょう。
    • ポイント: 寝る前にスマホやパソコンの画面を見ない、寝室を暗く静かに保つ、自分に合った寝具を選ぶなど、睡眠環境を整えましょう。
  • ストレス管理:
    • ストレスは万病のもとです。口内炎予防のためにも、自分なりのストレス解消法を見つけ、心身ともにリラックスする時間を持ちましょう。
    • 例: 趣味を楽しむ、軽い運動をする、アロマテラピー、入浴、十分な睡眠、友人や家族との会話など。
  • 規則正しい生活:
    • 体内時計を整え、ホルモンバランスや自律神経の乱れを防ぐために、できるだけ毎日同じ時間に起床、就寝、食事を心がけましょう。
  • 禁煙:
    • 喫煙は口内炎のリスクを高めるだけでなく、全身の健康に悪影響を及ぼします。口内炎予防のためにも、禁煙をお勧めします。
  • 節度ある飲酒:
    • 過度の飲酒は、ビタミンB群の吸収を妨げ、免疫力を低下させます。適量を守り、休肝日を設けるなど、お酒との上手な付き合い方を心がけましょう。

3-2. 口腔ケアの徹底

口の中を清潔に保つことは、口内炎予防の基本です。毎日の丁寧な口腔ケアを習慣づけましょう。

  • 正しい歯磨き:
    • 食後と就寝前、1日2回以上、丁寧に歯を磨きましょう。
    • ポイント: 歯ブラシは小さめのヘッドのものを選び、軽い力で小刻みに動かします。歯と歯茎の境目や奥歯の溝は特に丁寧に磨きましょう。
  • 歯間ブラシやデンタルフロスの使用:
    • 歯ブラシだけでは落としきれない歯間の汚れを、歯間ブラシやデンタルフロスを使って除去しましょう。
    • ポイント: 毎食後が理想ですが、難しい場合は就寝前の1回だけでも行うと効果的です。
  • うがい:
    • 水やうがい薬で、口の中をすすぎ、細菌の繁殖を抑えましょう。
    • ポイント: 殺菌効果のあるうがい薬(ポビドンヨード、塩化セチルピリジニウムなど)の使用も効果的ですが、使いすぎると口の中の常在菌のバランスを崩す可能性があるので注意が必要です。
  • 定期的な歯科検診:
    • 半年に1回程度、定期的に歯科医院で検診を受け、虫歯や歯周病のチェック、歯石除去などの専門的なケアを受けましょう。
    • ポイント: 口内炎ができやすいことを歯科医師に相談すれば、適切なアドバイスをもらえます。

3-3. 免疫力を高める

免疫力を高めることは、口内炎だけでなく、様々な病気の予防につながります。

  • 適度な運動:
    • ウォーキングやジョギングなどの適度な運動は、血行を促進し、免疫細胞を活性化させます。
    • ポイント: 無理のない範囲で、継続して行うことが大切です。
  • 腸内環境を整える:
    • 腸内環境は免疫力と密接に関係しています。ヨーグルト、納豆、味噌などの発酵食品を積極的に摂取し、善玉菌を増やしましょう。
    • ポイント: 食物繊維が豊富な野菜や海藻類も、腸内環境を整えるのに効果的です。
  • 体温を上げる:
    • 体温が上がると、免疫細胞の働きが活発になります。入浴、温かい飲み物、適度な運動などで体を温めましょう。

3-4. その他の予防法

  • ドライマウス対策:
    • ドライマウスの方は、こまめな水分補給、保湿ジェルや人工唾液の使用、加湿器の使用などで、口の中の乾燥を防ぎましょう。
  • 口の中を傷つけないように注意:
    • 熱すぎるもの、固すぎるもの、刺激の強い食べ物は、口の中を傷つける原因となります。食事の際は、温度や固さ、刺激に注意しましょう。
    • ポイント: 矯正器具や入れ歯が合わない場合は、早めに歯科医師に相談しましょう。
  • 医療機関への相談:
    • 口内炎を繰り返す場合や、症状が重い場合は、自己判断せずに医療機関(口腔外科、歯科、皮膚科など)を受診しましょう。他の病気が隠れている可能性もあります。

4. 口内炎ができてしまった場合の対処法

どんなに予防に気をつけていても、口内炎ができてしまうことはあります。口内炎ができてしまったら、適切な対処法を知っておくことが大切です。ここでは、口内炎の痛みを和らげ、早く治すための具体的な対処法を、市販薬の使用、食事の工夫、医療機関の受診など、様々な角度から解説します。

4-1. 市販薬の使用

口内炎の症状を緩和するために、市販薬を活用するのも一つの方法です。市販薬には様々な種類があり、症状に合わせて選ぶことが重要です。

  • 軟膏(塗り薬):
    • 患部に直接塗布することで、痛みや炎症を抑える効果が期待できます。
    • 種類: ステロイド含有軟膏、非ステロイド性抗炎症成分含有軟膏、抗菌成分含有軟膏など
    • ポイント: ステロイド含有軟膏は、炎症を抑える効果が高いですが、長期間使用すると副作用のリスクがあるため、5日以上使用する場合は、医師や薬剤師に相談してください。また、ウイルス性や真菌性の口内炎には効果がありません。
  • パッチ(貼り薬):
    • 患部を覆い、外部刺激から保護するとともに、有効成分が持続的に放出されます。
    • 種類: ステロイド含有パッチ、非ステロイド性抗炎症成分含有パッチなど
    • ポイント: 食事や会話の際にも剥がれにくく、使いやすいのが特徴です。ただし、飲み込まないように注意が必要です。
  • スプレー(噴霧薬):
    • 患部に直接スプレーすることで、痛みや炎症を抑えます。
    • 種類: 殺菌成分含有スプレー、抗炎症成分含有スプレーなど
    • ポイント: 手を汚さずに使用でき、手が届きにくい奥の方にも使いやすいのが利点です。
  • 内服薬(飲み薬):
    • 痛みや炎症を抑える成分を内服することで、全身から症状を緩和します。
    • 種類: ビタミンB2・B6主薬製剤、トラネキサム酸などの抗炎症成分含有製剤など。
    • ポイント: 複数の口内炎がある場合や、他の症状(発熱など)を伴う場合に有効です。

4-2. うがい

口内炎ができているときは、口の中を清潔に保つことが重要です。

  • 水やぬるま湯でのうがい:
    • 食後や就寝前に、水やぬるま湯で口の中をしっかりすすぎ、食べかすや細菌を除去しましょう。
    • ポイント: しみないように、人肌程度のぬるま湯を使用するのがお勧めです。
  • 殺菌効果のあるうがい薬:
    • ポビドンヨードや塩化セチルピリジニウムなどの殺菌成分を含むうがい薬は、口の中の細菌の増殖を抑える効果が期待できます。
    • ポイント: ただし、長期間の使用は口の中の常在菌のバランスを崩す可能性があるので、使用方法や使用期間を守りましょう。

4-3. 食事の工夫

口内炎ができているときは、食事にも工夫が必要です。

  • 柔らかいものを食べる:
    • おかゆ、うどん、豆腐、ゼリーなど、口当たりの良い柔らかいものを選びましょう。
  • 刺激の少ないものを食べる:
    • 香辛料の強いもの、酸味の強いもの、塩辛いものは避け、薄味で調理しましょう。
  • 温度に注意する:
    • 熱すぎるものや冷たすぎるものは、口内炎を刺激するため、人肌程度の温度にしてから食べましょう。
  • 栄養バランスを意識する:
    • 口内炎の治りを早めるためには、ビタミンB群、ビタミンC、鉄分、亜鉛などを積極的に摂取しましょう。
    • ポイント: 食事が難しい場合は、栄養補助食品やサプリメントを活用するのも一つの方法です。

4-4. 十分な休息

口内炎を早く治すためには、十分な休息を取ることも大切です。

  • 睡眠をしっかりとる:
    • 睡眠不足は免疫力を低下させ、口内炎の治りを遅らせます。毎日7~8時間を目安に、質の良い睡眠を心がけましょう。
  • 無理をしない:
    • 疲労が溜まっているときは、無理をせずに体を休めましょう。

4-5. 医療機関の受診

以下のような場合は、自己判断せずに医療機関(口腔外科、歯科、皮膚科、内科など)を受診しましょう。

  • 症状が長引く場合(2週間以上治らない)
  • 痛みが強い場合
  • 口内炎が広範囲に及ぶ場合
  • 繰り返しできる場合
  • 発熱や倦怠感など、全身症状を伴う場合
  • 他の病気が疑われる場合(ベーチェット病、白板症など)

5. まとめ

口内炎は、多くの人が経験する身近なトラブルです。痛みや不快感を伴い、食事や会話を辛くさせることもあります。しかし、口内炎ができやすい人の特徴を理解し、適切な予防法を実践することで、その発生頻度や症状を軽減できる可能性は大いにあります。

本記事では、口内炎の基本的な知識から、できやすい人の特徴、効果的な予防法、そしてできてしまった場合の対処法までを詳しく解説しました。

口内炎ができやすい人は、まずご自身の生活習慣や体質を見直すことが重要です。 バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレス管理、規則正しい生活を心がけ、体の中から口内炎ができにくい体質を作りましょう。特に、ビタミンB群、ビタミンC、鉄分、亜鉛などの栄養素は、意識して摂取したいものです。また、毎日の丁寧な口腔ケアで口の中を清潔に保ち、定期的な歯科検診でプロのケアを受けることも大切です。免疫力を高めるために、適度な運動や腸内環境の改善にも取り組みましょう。

もし口内炎ができてしまったら、症状に合わせた市販薬を上手に活用し、うがいや食事の工夫で、痛みや刺激を和らげながら、回復を促しましょう。 しかし、症状が長引いたり、重症化したりする場合には、自己判断せずに医療機関を受診することが重要です。口内炎の背後に、他の病気が隠れている可能性も否定できません。

口内炎は、完全に防ぐことが難しい場合もあります。しかし、この記事で紹介した知識と対策を実践することで、口内炎に悩まされる頻度を減らし、できたとしても、その痛みや不快感を最小限に抑えることができるはずです。

口内炎とうまく付き合いながら、食事や会話を楽しみ、健康で充実した毎日を送りましょう。この記事が、あなたの「口内炎知らず」の生活への第一歩となることを心から願っています。


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Hasegawa
御茶ノ水つばめ歯科・矯正歯科 院長
御茶ノ水駅と神保町駅の間の場所で歯科医院を経営しています。歯の治療でお困りの方向けに情報を発信しておりますので、参考になれば幸いです。
口内炎ができやすい人の特徴と予防法について

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