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【歯並び改善】出っ歯(上顎前突)を治す矯正治療法を徹底解説!

【歯並び改善】出っ歯(上顎前突)を治す矯正治療法を徹底解説!

鏡を見るたびに気になる出っ歯。口元を隠して笑ってしまったり、横顔がコンプレックスで写真に写りたくなかったり…。

出っ歯は、見た目の問題だけでなく、発音や食事がしづらい、口が閉じにくいなどの機能面の問題、さらには虫歯や歯周病のリスクを高めるなど、健康面にも影響を及ぼす可能性があります。

しかし、現代の歯科医療では、様々な矯正治療法によって出っ歯を改善することが可能です。

このページでは、出っ歯の原因から、矯正治療法、治療の流れ、費用、注意点まで、わかりやすく丁寧に解説していきます。

「出っ歯を治したいけど、どんな治療法があるの?」

「矯正治療って痛いの? 費用はどれくらいかかるの?」

「大人になってからでも矯正治療はできるの?」

そんな疑問をお持ちのあなたも、きっと解決策が見つかるはずです。

目次

1. 出っ歯(上顎前突)の原因

出っ歯(上顎前突)は、上の前歯が下の前歯よりも前に出ている状態を指します。その原因は、一つとは限らず、複数の要因が複雑に絡み合っていることが多いです。大きく分けて遺伝的要因と環境的要因があり、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 遺伝的要因

  • 骨格の遺伝: 顔の形や顎の骨格は、親から子へと遺伝する要素が大きいです。両親や祖父母など、家族に出っ歯の人がいる場合、遺伝的に顎の骨格が受け継がれている可能性があります。
    • 上顎の骨が大きい: 上顎の骨が標準よりも大きく発達している場合、相対的に下顎が小さく見え、出っ歯になることがあります。
    • 下顎の骨が小さい: 下顎の骨が標準よりも小さく発達している場合、上顎が前に出ているように見え、出っ歯になることがあります。
    • 顎の骨の角度: 上顎と下顎の骨の角度や位置関係がずれている場合も、出っ歯になることがあります。
    • 歯の大きさ・形: 歯の大きさや形も遺伝します。歯が大きすぎたり、前に傾斜している場合、出っ歯になりやすくなります。

2. 環境的要因

  • 幼少期の癖: 幼児期に、指しゃぶり、舌で歯を押す、爪を噛む、唇を噛むなどの癖があると、歯や顎の骨に常に力が加わり、歯並びや顎の成長に影響を与えます。
    • 指しゃぶり: 指を吸う力は、上の前歯を前に押し出し、上顎の成長を促進させるため、出っ歯になりやすいと言われています。
    • 舌癖: 舌で歯を押す癖があると、歯が前に傾斜したり、開咬(前歯が噛み合わない状態)になることがあります。
    • 爪噛み・唇噛み: これらの癖も、歯並びに悪影響を与える可能性があります。
  • 口呼吸: アデノイド肥大、鼻炎、アレルギー性鼻炎などにより鼻呼吸が困難な場合、口で呼吸するようになります。口呼吸は、口を閉じている状態と比べて、舌や唇の力が歯にかかりにくくなるため、歯が前に出てしまうことがあります。また、口呼吸によって舌が低い位置にあると、下顎の成長が阻害され、上顎前突を助長する可能性があります。
  • 食事: 現代の食生活では、柔らかいものばかり食べることが多く、顎の骨や筋肉を使う機会が減っています。硬いものをしっかり噛むことで、顎の骨や筋肉が鍛えられ、正常な発育を促します。顎の発達が不十分だと、出っ歯になりやすくなるという説もあります。
  • 姿勢: 猫背などの悪い姿勢は、頭が前に出て、下顎が後ろに引っ込んだ状態になりやすいため、出っ歯を悪化させる可能性があります。
  • 顎の怪我: 幼少期の顎の怪我や、歯の早期喪失なども、歯並びや顎の成長に影響を与え、出っ歯の原因となることがあります。

出っ歯の原因は複雑で、一人ひとり異なります。気になる方は、矯正歯科医に相談し、精密検査を受けて原因を特定することが大切です。

2. 矯正治療法の種類

出っ歯の矯正治療は、歯並びや噛み合わせを改善するだけでなく、顔貌のバランスを整え、自信のある笑顔へと導く効果も期待できます。

治療法は大きく分けて、装置による矯正治療外科的矯正治療の二つがあります。

1. 装置による矯正治療

歯に矯正装置を装着し、歯に力を加えることで徐々に歯を動かしていく方法です。様々な種類の矯正装置があり、それぞれにメリット・デメリット、費用、治療期間などが異なります。

1-1. 主な矯正装置

  • ワイヤー矯正: 歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を付け、ワイヤーを通して歯を動かします。最も一般的な矯正方法で、様々な症例に対応できます。
    • メリット:
      • 矯正力が強く、複雑な歯の移動も可能
      • 比較的費用が安い
      • 装置の種類が豊富(メタル、セラミック、リンガル)
    • デメリット:
      • 装置が目立ちやすい
      • 歯磨きがしにくい
      • 口内炎ができやすい
      • 食事を制限される場合がある
    • 種類:
      • メタルブラケット: 一般的な金属製のブラケットです。耐久性が高く、費用も比較的安価です。
      • セラミックブラケット: 歯の色に近いセラミック製のブラケットで、目立ちにくいです。
      • リンガルブラケット: 歯の裏側に装着するブラケットで、ほとんど目立ちません。
    • 費用相場: 60万~150万円程度
    • 治療期間: 1年半~3年程度
  • マウスピース矯正: 透明なマウスピースを装着することで歯を動かします。近年人気が高まっている方法で、目立ちにくく、取り外し可能な点が魅力です。
    • メリット:
      • 目立ちにくい
      • 取り外し可能なので食事や歯磨きがしやすい
      • 痛みが少ない
      • 口内炎のリスクが低い
      • 発音がしやすい
    • デメリット:
      • 矯正力が弱いため、重度の症例には不向き
      • 毎日決められた時間(20時間以上)装着する必要がある
      • マウスピースを紛失する可能性がある
    • 種類: インビザライン、シュアスマイルなど
      • インビザライン: アライン・テクノロジー社のマウスピース矯正システムです。
      • シュアスマイル: デンツプライシロナ社のマウスピース矯正システムです。
      • 費用相場: 60万~100万円程度
      • 治療期間: 1年~2年程度
  • その他の矯正装置:
    • 床矯正: 主に子供の矯正治療に使用される、取り外し可能な装置です。顎の成長を促したり、歯並びを改善したりする効果があります。
    • ヘッドギア: 顎の成長をコントロールするために、頭部に装着する装置です。主に子供の矯正治療に使用されます。
    • チンキャップ: 下顎の成長を抑制するために、顎に装着する装置です。

1-2. 外科的矯正治療

顎の骨格に問題がある場合、矯正治療と並行して外科手術を行うことがあります。

  • 顎変形症手術: 顎の骨を切断し、位置や形を修正する手術です。
    • 適用となる症例: 重度の出っ歯や受け口など、顎の骨格に大きなずれがある場合
    • 手術内容: 上顎、下顎、または両方の顎の骨を切断し、プレートやネジで固定します。
    • メリット: 骨格レベルで歯並びを改善できるため、顔貌の改善効果も期待できます。
    • デメリット: 外科手術が必要となるため、身体的な負担や費用がかかります。入院が必要な場合もあります。
    • 費用相場: 保険適用で30万円程度、自由診療で100万~300万円程度
    • 治療期間: 術前矯正:1~2年、手術:数週間、術後矯正:1~2年
  • 術後矯正: 顎変形症手術後に行う矯正治療です。手術で顎の骨格を整えた後、歯並びを微調整します。

2. 矯正治療を受ける際の注意点

  • 治療期間: 症例や治療法によって異なりますが、一般的には1年半~3年程度かかります。
  • 費用: 治療法や装置の種類によって異なります。
  • 痛みや違和感: 矯正装置を装着した直後や、ワイヤーを調整した後は、痛みや違和感を感じることがあります。
  • 日常生活での注意点: 食事や歯磨きに注意が必要です。
  • 治療後の後戻り: 矯正治療後、保定期間にリテーナーを装着しないと、歯が元の位置に戻ってしまうことがあります。

出っ歯の矯正治療は、様々な方法があります。ご自身の症状やライフスタイルに合った治療法を選択することが重要です。複数の矯正歯科を受診し、医師に相談して最適な治療法を見つけてください。

3. 矯正治療の流れ

矯正治療は、美しい歯並びと正しい噛み合わせを手に入れるための、時間と根気を要するプロセスです。治療開始から終了までの流れを、より詳細に見ていきましょう。

1. 初診相談

  • 問診:
    • 現在の歯並びや噛み合わせで、具体的にどのような点が気になるのかを詳しく伝えます。
    • 発音しにくい、食べ物が噛み切りにくい、口が閉じにくいなど、機能面での問題があれば伝えましょう。
    • 矯正治療に期待すること、治療に対する不安や疑問、治療費や期間に関する希望なども伝えましょう。
    • 過去の病歴やアレルギー、服用中の薬などについても正確に伝えましょう。
  • 視診:
    • 歯科医師が、歯並び、噛み合わせ、歯ぐきの状態、口元の状態などを目視で確認します。
    • 顔貌のバランス、顎関節の状態などもチェックします。
  • カウンセリング:
    • 矯正治療についての詳しい説明を受け、疑問や不安を解消します。
    • 治療方法、装置の種類、治療期間、費用、リスク、メリット・デメリットなどについて、具体的に説明を受けましょう。
    • 矯正治療に関するパンフレットや資料、症例写真などが提供される場合もあります。
    • 複数の治療法が考えられる場合は、それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、自分に合った治療法を選択できるように、医師に相談しましょう。

2. 精密検査

矯正治療を始める前に、患者さんの口腔内の状態を正確に把握するための精密検査を行います。

  • レントゲン撮影:
    • パノラマレントゲン: 歯や顎の骨全体の状態を把握します。
    • セファロレントゲン: 横顔のレントゲン写真で、顎の骨格や歯並びのバランスを分析します。
    • デンタルレントゲン: 個々の歯の状態(虫歯、歯根の状態など)を詳しく確認します。
  • 口腔内写真撮影:
    • 口腔内カメラで、歯並びや噛み合わせの状態を記録します。
    • 顔貌写真撮影を行う場合もあります。
  • 歯型採取:
    • シリコン印象材などを用いて歯型を取り、模型を作製します。
    • 3Dスキャナーを使用してデジタルデータを取得する場合もあります。
  • 顎関節の検査:
    • 顎関節の動きや音、痛みなどをチェックし、顎関節症の有無を診断します。

3. 診断と治療計画の説明

精密検査の結果を基に、具体的な治療計画が立てられます。

  • 検査結果に基づいた診断:
    • 精密検査の結果を分析し、歯並びや噛み合わせの問題点、顎の骨格の状態、歯周組織の状態などを総合的に診断します。
    • 必要に応じて、CT撮影などの追加検査を行う場合があります。
  • 治療計画の立案:
    • 診断結果に基づき、最適な治療方法、使用する装置、治療期間、費用などを検討し、治療計画を立案します。
    • 患者さんの希望やライフスタイルなども考慮して、治療計画が立てられます。
  • 治療計画の説明:
    • 治療計画の内容について、模型や画像などを用いてわかりやすく説明を受けます。
    • 治療方法、装置の種類、治療期間、費用、リスク、注意事項などを確認し、疑問や不安があれば解消しましょう。
    • 治療計画に納得した上で、治療を開始します。
    • 矯正治療のシミュレーションソフトを用いて、治療後の歯並びを予測する場合もあります。
  • 治療費の説明と支払い方法の確認:
    • 矯正治療費の内訳、支払い方法(分割払い、医療ローンなど)、医療費控除について説明を受けます。

4. 矯正装置の装着

治療計画に基づき、矯正装置を装着します。

  • 装置の装着:
    • 選択した治療法に基づき、矯正装置を装着します。
    • 装置装着時に、痛みや違和感、発音しにくさを感じる場合がありますが、徐々に慣れてきます。
  • ブラケット装着:
    • ワイヤー矯正の場合、歯の表面にブラケットを接着し、ワイヤーを通して固定します。
    • ブラケットは、メタル、セラミック、リンガルなど、様々な種類があります。
  • マウスピース装着:
    • マウスピース矯正の場合、作製されたマウスピースを装着します。
    • マウスピースは、1~2週間ごとに新しいものと交換していきます。
  • 装置装着後の注意点の説明:
    • 装置の取り扱い方、食事の注意点、歯磨きの方法などについて、詳しく説明を受けます。

5. 定期的な調整

矯正装置を装着した後、定期的に通院して調整を行います。

  • ワイヤー矯正:
    • 月に1回程度通院し、ワイヤーの交換や調整を行います。
    • ワイヤーを締め付けたり、ゴムをかけたりすることで、歯に力を加え、徐々に動かしていきます。
  • マウスピース矯正:
    • 1~2ヶ月に1回程度通院し、新しいマウスピースに交換します。
    • マウスピースの交換ごとに、歯が少しずつ移動していきます。
  • 経過観察:
    • 歯の動きや治療の進捗状況を確認します。
    • 治療計画通りに歯が動いているか、問題がないかなどをチェックします。
  • 口腔内のチェック:
    • 虫歯や歯周病の予防のためのチェックやクリーニングを行います。
    • 矯正装置を装着していると、歯磨きがしにくくなるため、丁寧な歯磨き指導を受け、口腔内を清潔に保ちましょう。

6. 保定期間とリテーナー

矯正治療が完了した後も、保定期間が必要です。

  • 矯正装置の除去:
    • 治療目標を達成したら、矯正装置を取り外します。
  • 保定期間:
    • 矯正治療後、歯は元の位置に戻ろうとするため、保定期間が必要です。
    • 保定期間は、一般的に矯正治療と同じくらいの期間です。
    • 保定期間中は、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着し、歯並びを安定させます。
  • リテーナー装着:
    • 後戻りを防ぐために、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。
    • リテーナーには、取り外し可能なものと固定式のものがあります。
    • 取り外し可能なリテーナーは、食事や歯磨きの時以外は装着するようにします。
    • 固定式リテーナーは、歯の裏側に接着剤で固定します。
  • 定期的なチェック:
    • リテーナーの装着状態や歯並びのチェック、口腔内のクリーニングなどを行います。
    • 定期的なチェックを受けることで、後戻りを防ぎ、美しい歯並びを維持することができます。

矯正治療は、長期間にわたる治療です。信頼できる歯科医と二人三脚で、治療を進めていきましょう。

4. 矯正治療を受ける際の注意点

矯正治療は、歯並びや噛み合わせを改善し、口元のコンプレックスを解消する効果的な方法ですが、治療を受ける前に知っておくべき注意点がいくつかあります。

1. 歯科医の選び方

  • クリニックの雰囲気:
    • 治療は長期間にわたるため、クリニックの雰囲気やスタッフの対応も重要です。
    • 清潔で明るい雰囲気のクリニックを選び、安心して治療を受けられる環境を選びましょう。
    • スタッフが親切で丁寧に対応してくれるか、質問や相談がしやすいかなども確認しましょう。
    • 院内感染対策がしっかり行われているかどうかも確認しましょう。
  • 治療費:
    • 治療費はクリニックによって異なります。 total fee(総額)でいくらかかるのか、分割払いや医療ローンが可能かどうかなどを確認しましょう。
    • 治療費の内訳(検査費用、診断費用、装置費用、調整費用、保定費用など)についても詳しく説明を受けましょう。
    • 費用が安いからという理由だけでクリニックを選ぶのは避け、治療内容や医師の技術力なども考慮して総合的に判断しましょう。
  • 口コミ・評判:
    • インターネット上の口コミサイトや、知人からの評判を参考にするのも良い方法です。
    • ただし、口コミはあくまでも個人の感想であるため、参考程度に留め、最終的には自分でクリニックを受診して判断しましょう。

2. 治療期間

矯正治療の期間は、症例や治療法、年齢などによって個人差があります。

  • 子供の矯正:
    • 子供の矯正治療は、顎の成長を利用するため、大人の矯正治療よりも治療期間が長くなる場合があります。
    • 成長期の骨格の成長に合わせて治療を行うため、治療期間は数年かかることが多いです。
    • 早期に治療を開始することで、顎の成長をコントロールし、歯並びや噛み合わせを改善することができます。
  • 大人の矯正:
    • 大人の矯正治療は、顎の成長が止まっているため、歯の移動に時間がかかる場合があります。
    • 一般的には、1年半~3年程度かかります。
    • 歯周病などがある場合は、治療期間が長くなることがあります。
  • 治療期間の確認:
    • 治療前に、医師から具体的な治療期間の見通しについて説明を受けましょう。
    • 治療期間が長引く可能性がある場合は、その理由についても詳しく説明を受けましょう。

3. 費用

矯正治療は、自由診療となるため、健康保険が適用されません。治療費は、治療法や装置の種類、クリニックによって異なります。

  • 費用相場:
    • ワイヤー矯正: 60万~150万円程度
    • マウスピース矯正: 60万~100万円程度
    • 顎変形症手術: 保険適用で30万円程度、自由診療で100万~300万円程度
  • 費用の内訳:
    • 検査費用、診断費用、装置費用、調整費用、保定費用などが含まれます。
    • 装置の種類や材質によっても費用が異なります。
  • 支払い方法:
    • 分割払い、医療ローン、クレジットカード払いなど、クリニックによって支払い方法が異なります。事前に確認しておきましょう。
    • 医療ローンを利用する場合は、金利や手数料などを確認しましょう。
  • 医療費控除:
    • 矯正治療は医療費控除の対象となります。確定申告を行うことで、税金の一部が還付される場合があります。
    • 医療費控除を受けるためには、医療費の領収書を保管しておく必要があります。

4. 痛みや違和感

矯正装置を装着した直後や、ワイヤーを調整した後は、痛みや違和感を感じることがあります。

  • 装置装着時:
    • 歯が移動する際に、痛みや違和感を感じることがあります。
    • 痛みや違和感は、通常数日~1週間程度で治まります。
  • 痛み止め:
    • 痛みがある場合は、市販の痛み止めを服用したり、医師に相談して処方してもらったりすることができます。
    • 痛み止めを服用する際は、用法・用量を守りましょう。
  • 口内炎:
    • 矯正装置が口内に当たって、口内炎ができることがあります。
    • 口内炎用の軟膏やワックスを使用することで、痛みを軽減することができます。
    • 口内炎ができやすい場合は、医師に相談しましょう。
  • 発音:
    • 矯正装置を装着すると、発音がしにくくなることがあります。
    • 特に、舌側矯正(リンガルブラケット)の場合は、発音への影響が大きいです。
    • しかし、ほとんどの場合、数週間で慣れて発音しやすくなります。

5. 日常生活での注意点

矯正装置を装着している間は、日常生活においていくつかの注意点があります。

  • 食事:
    • 硬いものや粘着性のあるものは、装置を破損する可能性があるため、注意が必要です。
    • 硬い食べ物は、小さく切ってから食べましょう。
    • ガムやキャラメルなどは避けましょう。
    • 装置が外れてしまった場合は、すぐにクリニックに連絡しましょう。
  • 歯磨き:
    • 矯正装置を装着していると、歯磨きがしにくくなります。
    • 歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使い、丁寧に歯磨きを行いましょう。
    • 矯正装置専用の歯ブラシや歯磨き粉を使用するのも良いでしょう。
    • 食後すぐに歯磨きをするのが理想ですが、難しい場合は、うがいをしたり、水やお茶を飲むだけでも効果があります。
  • スポーツ:
    • スポーツをする際は、マウスピースやフェイスガードを着用して、口元を保護しましょう。
    • 特に、コンタクトスポーツをする場合は、必ずマウスピースを着用しましょう。
  • 楽器演奏:
    • 矯正装置が楽器に当たって演奏しにくい場合は、医師に相談しましょう。
    • 楽器の種類によっては、演奏に支障がないように、矯正装置を調整してくれる場合があります。

6. 治療後の後戻り

矯正治療後、保定期間にリテーナーを装着しないと、歯が元の位置に戻ってしまうことがあります。

  • 後戻り:
    • 後戻りは、矯正治療で移動させた歯が、元の位置に戻ろうとする現象です。
    • 後戻りを防ぐためには、保定期間中にリテーナーをきちんと装着することが重要です。
  • リテーナー:
    • リテーナーは、指示された期間、指示された時間、きちんと装着しましょう。
    • リテーナーの装着時間を守らないと、後戻りが起こりやすくなります。
    • リテーナーは、清潔に保ちましょう。
    • リテーナーが破損したり、紛失したりした場合は、すぐにクリニックに連絡しましょう。
  • 定期的なチェック:
    • 定期的に矯正歯科医を受診し、歯並びやリテーナーの装着状態をチェックしてもらいましょう。
    • 定期的なチェックを受けることで、後戻りを防ぎ、美しい歯並びを維持することができます。

矯正治療は、長期間にわたる治療です。治療を受ける前に、これらの注意点を理解し、医師とよく相談しておくことが大切です。

5. 子供の矯正治療

子供の矯正治療は、顎の成長を利用して歯並びや噛み合わせを改善する治療法です。大人の矯正治療とは異なり、成長過程にある顎の骨に働きかけることで、より効果的に歯並びを整えることができます。

1. 子供の矯正治療のメリット

  • 顎の成長を利用: 子供の顎の骨は成長過程にあり、柔軟性があるため、大人の矯正治療に比べて歯を動かしやすいというメリットがあります。
  • 抜歯の可能性を減らせる: 顎の成長を促すことで、歯を抜かずに矯正治療ができる可能性が高くなります。
  • 顔貌のバランスを整える: 顎の成長をコントロールすることで、顔貌のバランスを整え、将来的な美しい顔立ちへと導くことができます。
  • 歯並びが悪くなる原因を改善: 指しゃぶりや口呼吸などの癖を改善することで、歯並びが悪くなる原因を根本から解決することができます。

2. 子供の矯正治療のタイミング

子供の矯正治療は、歯の生え変わり時期に合わせて行うことが一般的です。

  • 乳歯列期(3歳~6歳頃): 主に、指しゃぶりや口呼吸などの悪習癖を改善するための治療を行います。
  • 混合歯列期(6歳~12歳頃): 乳歯と永久歯が混在している時期です。顎の成長を促し、永久歯がきれいに生えるためのスペースを確保するための治療を行います。
  • 永久歯列期(12歳以降): 永久歯が生え揃った後に行う矯正治療です。大人の矯正治療と同様の方法で、歯並びや噛み合わせを改善します。

3. 子供の矯正治療の方法

  • 取り外し可能な装置: 床矯正装置やマウスピース型装置など、子供が自分で取り外しできる装置を使用します。
  • 固定式の装置: ブラケットとワイヤーを使った装置など、歯に固定する装置を使用します。
  • 顎顔面矯正装置: ヘッドギアやチンキャップなど、顎の成長をコントロールするための装置を使用します。

4. 子供の矯正治療における注意点

  • 子供の協力: 矯正治療は、子供が積極的に協力することが大切です。子供が治療に前向きに取り組めるよう、保護者がしっかりとサポートしてあげましょう。
  • 定期的な通院: 矯正治療中は、定期的に歯科医院に通院し、装置の調整や歯のクリーニングを受ける必要があります。
  • 口腔内の清潔: 矯正装置を装着していると、歯磨きがしにくくなるため、丁寧に歯磨きをするように指導しましょう。
  • 食事の制限: 硬いものや粘着性のあるものは、装置を破損する可能性があるため、注意が必要です。

5. 矯正相談のススメ

子供の歯並びが気になる場合は、早めに歯科医に相談することをおすすめします。専門的な見地から、お子様に最適な治療法や治療時期をアドバイスしてもらえます。

6. 大人になってからの矯正治療

「もう大人だから…」と矯正治療を諦めていませんか? 実は、近年、大人になってから矯正治療を始める方が増えています。

1. 大人になってからの矯正治療のメリット

  • 見た目の改善: 歯並びが整うことで、口元のコンプレックスが解消され、自信を持って笑顔になれるようになります。
  • 噛み合わせの改善: 正しい噛み合わせは、食べ物をしっかり噛み砕くことができ、消化を助けます。また、顎関節症の予防や改善にもつながります。
  • 歯周病の予防: 歯並びが悪いと、歯磨きがしにくく、歯垢が溜まりやすくなります。矯正治療によって歯並びを整えることで、歯周病を予防することができます。
  • 発音の改善: 歯並びが原因で発音が不明瞭な場合、矯正治療によって改善されることがあります。
  • 全身の健康: 噛み合わせの改善は、頭痛や肩こりなどの改善にもつながることがあります。

2. 大人になってからの矯正治療の特徴

  • 顎の成長が止まっている: 大人の顎の骨は成長が止まっているため、歯の移動に時間がかかる場合があります。
  • 歯周病のリスク: 大人になると、歯周病のリスクが高くなります。矯正治療を行う前に、歯周病の検査や治療を行う必要があります。
  • 虫歯のリスク: 矯正装置を装着することで、歯磨きがしにくくなり、虫歯のリスクが高まります。丁寧な歯磨きと定期的な歯科検診が必要です。
  • 治療期間: 一般的に、1年半~3年程度かかります。
  • 費用: 治療法や装置の種類によって異なります。

8. まとめ

ここまで、出っ歯(上顎前突)を治す矯正治療法について、原因から治療の流れ、注意点まで詳しく解説してきました。

出っ歯は、見た目の問題だけでなく、発音や食事、さらには健康面にも影響を及ぼす可能性があります。しかし、現代の歯科医療では、子供から大人まで、様々な矯正治療法によって改善することが可能です。

ワイヤー矯正、マウスピース矯正、外科的矯正など、様々な治療法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

ご自身の症状やライフスタイル、そして治療に対する希望を考慮し、最適な治療法を選択することが大切です。

そのためにも、まずは信頼できる矯正歯科医に相談し、精密検査を受け、治療計画をしっかりと立てるようにしましょう。

この情報が、あなたの理想の笑顔を手に入れるための一助となれば幸いです。

治療のご予約は下記リンクよりいつでもお取り出来ます。キャンセルや2回目以降の治療予約に関しても行えます。

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御茶ノ水つばめ歯科・矯正歯科
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Hasegawa
御茶ノ水つばめ歯科・矯正歯科 院長
御茶ノ水駅と神保町駅の間の場所で歯科医院を経営しています。歯の治療でお困りの方向けに情報を発信しておりますので、参考になれば幸いです。
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