笑った時の銀歯が気になる方へ | 白い歯に戻すお手伝いをしています

「笑った時に銀歯が見えてしまうのが気になる…」 多くの方が抱えるこの悩み。口元を隠して笑ったり、思いきり笑うことをためらったりしていませんか？

実は、銀歯を目立たなくする方法はたくさんあります。

この記事では、保険診療と自費診療それぞれの治療法を、メリット・デメリット、費用を詳しく解説します。

ご自身の状況や希望に合った治療法を見つけて、自信を持って笑顔になれるように、ぜひ最後まで読んでみてください。

なぜ銀歯が目立つのが気になるのか

1. 審美面での気になる点

• 見た目の影響
  • 銀歯は、白い歯の中で目立つため、口元の美しさを損なうと感じることがあります。特に、前歯や笑った時に見える位置にある銀歯は、見た目の印象に大きく影響します。 「せっかくメイクやファッションに気を使っても、銀歯が目立って台無しになってしまう…」 そう感じてしまう方もいるのではないでしょうか。
• 清潔感
  • 銀歯は、経年劣化により変色したり、黒ずんで見えることがあります。 「ちゃんと歯磨きしているのに、不潔に見られるのは嫌だ…」 「口臭があると思われていないか不安…」 このように、清潔感に関する悩みは、精神的な負担にもつながります。
• 年齢とのギャップ
  • 銀歯は、以前は広く使われていた治療法のため、古臭い、年齢よりも老けて見えるという印象を与えることもあります。 「実年齢よりも上に見られるのは避けたい…」 「若々しい印象を保ちたい…」 そう願う方にとって、銀歯は見た目の年齢に影響する要素の一つとなるでしょう。

2. 心理面での気になる点

• 自信の喪失
  • 銀歯が目立つことで、人前で口を開けて笑うことに抵抗を感じたり、自信をなくしてしまうことがあります。 「思いきり笑えない…」 「写真に写るのが恥ずかしい…」 笑顔は、コミュニケーションにおいて非常に大切なものです。銀歯が原因で笑顔に自信を持てないのは、とても残念なことです。
• コミュニケーションへの影響
  • 「相手に銀歯を見られたくない」という気持ちが、無意識のうちにコミュニケーションに影響を与えることがあります。 例えば、口元を隠す、話す時に口を大きく開けない、人と話すことを避けるなど、コミュニケーションを制限してしまう可能性があります。
• ストレス
  • 「銀歯が目立つ」という悩みは、常にストレスを感じさせる原因となります。 ストレスは、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

3. 機能面での気になる点

• 金属アレルギー
  • 銀歯に使用されている金属が、アレルギー反応を引き起こすことがあります。 アレルギー反応は、かゆみ、発疹、口内炎など、様々な症状を引き起こす可能性があり、放置すると重症化することもあります。
• 歯肉の変色
  • 銀歯の金属イオンが溶け出し、歯茎に沈着することで、歯茎が黒ずんで見えることがあります。 歯茎の黒ずみは、不健康な印象を与え、審美性を損なう原因となります。
• ガルバニックショック
  • 口の中に異なる種類の金属があると、電流が発生し、痛みや不快感を感じることがあります。これをガルバニックショックといいます。 ガルバニックショックは、金属アレルギーと同様に、口の中の金属が原因で起こる症状です。

銀歯を目立たなくする方法

口元の見た目を気にされる方にとって、銀歯は審美的な悩みとなることがあります。銀歯を目立たなくする方法は、保険治療と自費診療のどちらを選ぶかによって、費用や材質、耐久性などが大きく異なります。それぞれの治療法の特徴をより詳細に理解し、ご自身の希望に合った方法を選択しましょう。

保険治療

保険治療では、主に以下の方法で銀歯を目立たなくすることができます。

• レジン充填
  • 概要: 虫歯の範囲が比較的小さい場合に、歯と同じ色のレジン（プラスチック樹脂）を詰めることで、銀歯を使わずに治療できます。
  • メリット:
    • 費用が安い（3割負担で数百円〜数千円程度）
    • 治療期間が短い（1回で終わる場合が多い）
    • 歯を削る量が少ない
  • デメリット:
    • 強度が低く、欠けたり摩耗しやすい
    • 変色しやすい
    • 大きな虫歯には対応できない
    • 経年劣化により、隙間から虫歯になりやすい

• CAD/CAMインレー、冠（ハイブリッドセラミックレジン）
  • 概要: コンピューターで設計・製作した白い材料です。
  • メリット:
    • レジン充填より強度が高い
    • 費用が比較的安い（3割負担で約6,000円）
    • 金属アレルギーの心配がない
  • デメリット:
    • セラミックに比べて変色・摩耗しやすい
    • 適用できる歯が限られている

保険適用のブリッジは銀歯になるケースがほとんど

• ほとんどの場合、金銀パラジウム合金という金属が使われます。これは、金、銀、パラジウムなどを混ぜ合わせた合金で、強度と耐食性に優れています。保険適用では、この合金の使用が認められています。
  • 奥歯: 噛む力が強いため、強度が求められることから、ほぼ全てこの合金が使われます。
  • 前歯: 見た目に配慮し、表面に白いレジンを貼り付けることが多いですが、構造体自体は金銀パラジウム合金が使われます。
• 前歯のブリッジでは、見た目を考慮して、表面にレジン（プラスチック）を貼り付けるのが一般的です。しかし、レジンはセラミックに比べて以下のようなデメリットがあります。
  • 変色しやすい: コーヒーや紅茶、カレーなどの色の濃い飲食物やタバコのヤニによって変色しやすい。
  • 耐久性が低い: abrasion（摩耗）や衝撃に弱く、欠けたり割れたりする可能性がある。
  • 歯との境目が目立つ: 経年劣化により、歯とレジンの境目が目立つようになり、そこから虫歯になるリスクがある。

メリット

• 費用: 保険適用のため、自費診療に比べて費用を抑えることができます。
• 噛む機能の回復: 失った歯の機能を補い、しっかりと噛むことができます。
• 発音の改善: 歯を失うことで起こる発音障害を改善することができます。

デメリット

• 審美性: 特に前歯の場合、レジンは変色しやすく、歯との境目が目立つため、審美性に劣る。
• 耐久性: レジンはセラミックに比べて耐久性が低く、破損しやすい。
• 健康な歯を削る必要がある: ブリッジを支えるために、両隣の健康な歯を削る必要がある。

自費診療

自費診療では、より自然な見た目の歯を実現できます。主な治療法は以下の通りです。

• セラミック冠
  • 概要: セラミック製の冠を被せる方法です。天然歯に近い色や透明感を再現でき、変色しにくいのが特徴です。
  • 種類:
    • オールセラミック冠：全てセラミックでできている
    • ハイブリッドセラミック冠：セラミックとレジンを混ぜたもの
  • メリット:
    • 審美性が高い（天然歯に近い自然な見た目）
    • 変色・摩耗しにくい
    • 耐久性が高い
    • 金属アレルギーの心配がない
  • デメリット:
    • 費用が高い（1本あたり約8万円～15万円）
    • 歯を削る量が多い場合がある
    • 強度が高い分、噛み合う歯を傷つける可能性がある

• ジルコニア冠
  • 概要: ジルコニア製の冠を被せる方法です。セラミックよりも強度が高く、奥歯にも使用できます。
  • メリット:
    • 強度が非常に高い（セラミックよりもさらに強い）
    • 審美性も高い（白く美しい）
    • 金属アレルギーの心配がない
  • デメリット:
    • 費用が高い（1本あたり約10万円～20万円）
    • セラミックに比べると透明感がやや劣る

• メタルボンド冠
  • 概要: 金属のフレームにセラミックを焼き付けた冠を被せる方法です。強度と審美性を両立できます。
  • メリット:
    • 強度が高い
    • 審美性も高い
  • デメリット:
    • 費用が高い（1本あたり約8万円～15万円）
    • 金属アレルギーの可能性がある
    • 歯茎が黒ずんで見えることがある

御茶ノ水つばめ歯科のセラミック治療

当院では患者様により綺麗な被せものを提供する為にそもそもの種類を絞っています。

①１Dayセラミック

1Dayセラミックでは、院内に設置されたCAD/CAMシステムを用いることで、その日のうちにセラミックを作製できます。

具体的な流れは以下の通りです。

1. 歯を削る: 虫歯などがある場合は、患部を削ります。
2. 口腔内スキャナーで歯型を採得: 口腔内スキャナーを用いて、歯列の3Dデータを取得します。
3. コンピュータ上で設計: 取得したデータをもとに、コンピュータ上で詰め物や被せ物を設計します。
4. ミリングマシンでセラミックブロックを削り出す: 設計データに基づき、ミリングマシンがセラミックブロックを削り出し、詰め物や被せ物を製作します。
5. 装着: 完成したセラミックを歯に装着し、調整を行います。

1Dayで必ずしも作るわけではなく、時間が取れる患者さんに対しては仮の歯を用意し、適合の具合や噛み合わせによる問題が起こりにくい状態を確認した後に、置き換えるという治療も行なっています。全ての治療を１日で完成させるようにすると無理が生じる場合がある為です。院内でセラミックを製作出来る分価格を抑えています。

②ジルコニアマルチレイヤー

ジルコニアマルチレイヤーとは、人工歯の素材として使われるジルコニアの一種で、複数の層で構成されているものを指します。それぞれの層で色や透明度が異なるため、天然歯のような自然なグラデーションを再現できます。

従来のジルコニアは単層で、色調が単一で不自然に見えたり、透明感が低く人工的な印象を与えてしまうこともありました。しかし、マルチレイヤー技術の登場により、審美性が格段に向上しています。

臼歯部に対して強度が必要な場合でさらに綺麗にお作りしたい場合にお勧めしています。

③ジルコニア&セラミック

ジルコニア＆セラミックは、ジルコニアフレームの上にセラミックを焼き付けた、人工歯の素材です。両者の長所を組み合わせることで、天然歯に近い美しさと高い強度を両立しています。

ジルコニア＆セラミックの特徴

• 高い審美性: セラミックの自然な色調と透明感で、美しい歯を再現できます。
• 優れた強度: ジルコニアフレームがセラミックを支え、破損のリスクを軽減します。
• 高い耐久性: 長期間にわたり、美しさと機能性を維持できます。
• 体への優しさ: 金属を使用していないため、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。

ジルコニア＆セラミックが適しているケース

• 前歯など、審美性が求められる部位
• 奥歯など、噛む力が強い部位
• 金属アレルギーの方
• 自然で美しい歯を希望する方

ジルコニア単体やセラミック単体との違い

• ジルコニア単体: 強度が高いですが、色調や透明感がやや劣ります。
• セラミック単体: 美しいですが、ジルコニアに比べて強度が劣ります。
• ジルコニア＆セラミック: 両者の長所を組み合わせることで、審美性と強度を両立しています。

治療法を選ぶポイント

• 費用:
  • 費用を抑えたい場合は、保険治療を検討しましょう。
  • 審美性や耐久性を重視する場合は、自費診療も選択肢となります。
• 審美性:
  • 天然歯に近い自然な見た目を求める場合は、セラミック冠がおすすめです。
• 耐久性:
  • 奥歯など、噛む力が強い部分には、ジルコニア冠が適しています。
• 治療期間:
  • 保険治療は、比較的短期間で治療が完了します。
  • 自費診療は、型取りや製作に時間がかかる場合があります。
• 金属アレルギー:
  • 金属アレルギーの方は、セラミックやジルコニアなど金属を使用しない材料を選びましょう。
• 歯の状態:
  • 虫歯の大きさや歯の位置、残っている歯の量などによって、選択できる治療法が異なります。

その他

• 銀歯の被せ物を白くしたい場合は、歯科医師に相談してみましょう。
• 歯の状態や治療箇所によっては、選択できる治療法が限られる場合があります。
• 費用や治療期間、治療法のメリット・デメリットなど、歯科医師に詳しく説明を受けてから治療方法を決めましょう。
• セカンドオピニオンを受けることも有効です。

それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあります。ご自身の希望や状況に合わせて、最適な治療法を選択することが大切です。歯科医師とよく相談し、納得のいく治療を受けてください。

まとめ

笑った時に銀歯が見えるのが気になる方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

当院ではご予算に合わせて、保険治療で行える場所は保険治療で、強度的に厳しい部分は自費診療で。などもご相談可能ですし、無理に自費診療をお勧めしたりも行なっておりません。

患者さんが自然に心から笑顔になれるように歯科医師として協力をしていきます。

まずは気になる銀歯を少しずつ減らしていきませんか？

ご予約お待ちしております。