3D歯並びデータの患者様との共有を始めました。参考データはこちらをクリックして下さい。ボタン

親知らず抜歯後の喉の痛み、原因と対処法を解説

親知らず抜歯後の喉の痛み、原因と対処法を解説

親知らずの抜歯は、多くの人が経験する一般的な歯科治療です。しかし、抜歯後には腫れや痛み、出血など様々な症状が現れることがあります。

その中でも、「喉の痛み」に悩まされる方は少なくありません。

「親知らずを抜いたのに、なぜ喉が痛むの?」

「この痛みはいつまで続くんだろう?」

「何か対処法はあるの?」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、親知らず抜歯後の喉の痛みに焦点を当て、その原因と対処法をわかりやすく解説していきます。

この記事を読めば、喉の痛みに対する不安を解消し、より快適に回復期を過ごせるようになるでしょう。ぜひ最後までお読みください。

目次

1. 親知らず抜歯後の喉の痛みの原因

親知らずの抜歯後、腫れや痛み、出血など様々な症状が現れることがありますが、意外と多くの人が経験するのが「喉の痛み」です。

「親知らずは口の中なのに、なぜ喉が痛むの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

実は、親知らず、特に下の親知らずは、喉に非常に近い位置に存在しています。

そのため、抜歯による影響が喉にまで及んでしまうケースがあるのです。

具体的には、以下の3つの原因が考えられます。

1. 抜歯による炎症の影響

抜歯は、歯茎を切開したり、骨を削ったりする外科手術です。そのため、どうしても患部周辺に炎症が起こります。

この炎症が、親知らずの近隣にある喉の粘膜にまで広がり、腫れや刺激を引き起こすことで痛みを感じてしまうのです。

特に、下の親知らずは、

  • 口蓋垂挙筋:口蓋垂(のどちんこ)を持ち上げる筋肉
  • 口蓋帆挙筋:軟口蓋を持ち上げる筋肉
  • 上咽頭収縮筋:鼻腔と咽頭の境を狭める筋肉

といった、喉の奥の筋肉と非常に近い位置にあります。

これらの筋肉は、 swallowing(飲み込み)や speaking(発話)に重要な役割を果たしています。炎症によってこれらの筋肉が影響を受けると、喉の痛みだけでなく、飲み込みにくさや発声しにくさを感じることもあります。

2. 抜歯時の刺激

抜歯時には、様々な器具を使用します。

  • へーベル:歯と歯茎の間に差し込んで歯を動かす器具
  • エレベーター:歯と骨の間に差し込んで歯を抜く器具
  • 鉗子:歯を掴んで抜く器具

これらの器具が、直接的または間接的に喉に接触し、刺激を与えることで痛みを引き起こすことがあります。

また、抜歯中は長時間口を開けた状態を維持する必要があります。

これにより、顎や喉周りの筋肉が疲労し、痛みや違和感を感じやすくなることも。

特に、

  • 横向きに生えている親知らず
  • 骨の中に埋まっている親知らず

など、抜歯が難しいケースでは、歯茎を大きく切開したり、骨を削る量が多くなったりするため、器具の使用範囲も広くなり、喉への刺激も強くなる傾向があります。

3. その他の要因

抜歯による炎症や刺激以外にも、喉の痛みに繋がる要因はいくつか考えられます。

  • うがい薬や薬の影響:
    • 抜歯後に処方されるうがい薬や薬の中には、喉に刺激を与える成分が含まれている場合があります。
    • 特に、ヨード系のうがい薬は、刺激が強い傾向があります。
  • 乾燥:
    • 口呼吸や空調などによって口の中が乾燥すると、喉の粘膜も乾燥し、痛みを感じやすくなります。
    • 抜歯後は、口を大きく開けにくいため、口呼吸になりやすい状態です。
  • 細菌感染:
    • 抜歯後の傷口から細菌が入り込み、喉に感染を起こすことで痛みを引き起こすことがあります。
    • 口の中は、多くの細菌が生息しているため、感染リスクは常に存在します。

これらの要因が単独で、あるいは複合的に作用して喉の痛みを引き起こしている可能性があります。

ご自身の状況をよく観察し、原因に合わせた適切な対処法をとることが重要です。

2. 親知らず抜歯後の喉の痛み、効果的な対処法

親知らずを抜歯した後、悩まされることの多い「喉の痛み」。

「どうすればこの痛みを和らげられるの?」

「早く回復するにはどうしたらいいの?」

そんな疑問をお持ちのあなたへ、効果的な対処法を4つのカテゴリーに分けて解説していきます。

1. 炎症を抑える:痛みの根本原因にアプローチ!

喉の痛みの多くは、抜歯によって引き起こされた炎症が原因です。

この炎症を抑えることが、痛みを軽減するための第一歩となります。

  • 冷やす
    • 炎症が起こっている部分を冷やすことで、血管を収縮させ、腫れや痛みを和らげることができます。
    • 具体的な方法
      • 保冷剤や氷嚢をタオルで包み、患部にあてましょう。
      • 冷たい飲み物をゆっくりと飲むのも効果的です。
      • ドラッグストアなどで販売されている冷湿布を使用するのも良いでしょう。
    • 注意点
      • 冷やしすぎると凍傷を起こす可能性があります。1回に15分程度、1時間以上間隔をあけて冷やすようにしましょう。
      • 特に、皮膚の感覚が鈍い方や、血行が悪い方は注意が必要です。
  • 安静
    • 抜歯後は、激しい運動や長時間の外出を避け、できるだけ安静に過ごしましょう。
    • 体を休めることで、体の免疫力を高め、炎症の治癒を促進することができます。
    • また、睡眠をしっかりとることも重要です。睡眠不足は、免疫力を低下させ、炎症を悪化させる可能性があります。

2. 痛みを和らげる:つらい痛みを我慢しないで!

痛みが強い場合は、我慢せずに市販の鎮痛剤を服用することも有効な手段です。

  • 鎮痛剤
    • アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの鎮痛剤は、痛みを軽減する効果が期待できます。
    • 鎮痛剤には様々な種類があり、効果や副作用も異なります。薬剤師や医師に相談し、自分に合った薬を選ぶようにしましょう。
    • 注意点
      • 鎮痛剤は、あくまでも対症療法であり、根本的な治療ではありません。
      • 痛みがある時に一時的に服用するものであり、長期間の服用は避けましょう。
      • 妊娠中や授乳中の方は、服用前に医師に相談するようにしましょう。
      • また、胃腸の弱い方は、空腹時の服用を避け、食後に服用するようにしましょう。

3. 喉を潤す:乾燥は大敵!潤いを保って回復を促進

喉の乾燥は、痛みを悪化させる要因となります。喉を潤すことで、痛みを和らげ、回復を早めることができます。

  • 水分補給
    • 喉の乾燥を防ぐためには、こまめな水分補給が大切です。
    • 水やお茶だけでなく、スポーツドリンクなども有効です。
    • 特に、起床時や就寝前は、喉が乾燥しやすいため、水分補給を忘れずに行いましょう。
  • 加湿
    • 加湿器を使用することで、部屋の湿度を保ち、喉の乾燥を防ぐことができます。
    • 特に、冬場や空調を使用している部屋では、加湿器の使用が効果的です。
    • また、濡れタオルを部屋に干したり、洗濯物を室内に干すことでも、ある程度の加湿効果が期待できます。
  • うがい
    • うがいは、喉の粘膜を潤し、清潔に保つ効果があります。
    • 水やぬるま湯でうがいをするだけでなく、イソジンなどのうがい薬を使用するのも良いでしょう。
    • うがい薬を使用する場合は、用法・用量を守り、正しく使用しましょう。
    • 喉飴を舐めることで、唾液の分泌を促し、喉を潤すことができます。
    • ハーブエキスやメントール配合の飴は、喉の清涼感を与え、痛みを和らげる効果も期待できます。
    • ただし、糖分の摂りすぎには注意が必要です。

4. 刺激を避ける:悪化させないための工夫を!

喉に刺激を与えるものを避けることで、痛みを悪化させずに済みます。

  • 食事
    • 辛い食べ物や熱い飲み物は、喉に刺激を与えるため、避けましょう。
    • また、硬い食べ物や、噛み砕くのに力がいる食べ物は、顎や喉に負担をかけるため、控えるようにしましょう。
    • 温かくて柔らかい食べ物を中心に、ゆっくりと食べるように心がけましょう。
    • 例えば、おかゆ、スープ、煮物、豆腐、ヨーグルトなどがおすすめです。
  • 嗜好品
    • アルコールやタバコは、喉の炎症を悪化させる可能性があるため、控えるようにしましょう。
    • 特に、アルコールは、血管を拡張させる作用があるため、炎症を悪化させる可能性があります。
    • タバコは、喉の粘膜を刺激し、乾燥させるため、痛みを悪化させる可能性があります。
  • 発声
    • 大声で話したり、歌ったりする行為は、喉に負担をかけるため、できるだけ控えましょう。
    • また、長時間の話や電話も、喉を疲れさせるため、避けましょう。
    • どうしても話さなければならない場合は、こまめに休憩をとるようにしましょう。

これらの対処法を、あなたの症状に合わせて、組み合わせて実践することで、より効果的に喉の痛みを和らげ、回復を早めることができます。

「なかなか痛みが治まらない…」

「他の症状も出てきて心配…」

そんな時は、自己判断で対処せずに、速やかに歯科医院を受診しましょう。

3. 親知らず抜歯後、喉の痛みはいつまで続く? 病院に行くべきタイミングは?

親知らずの抜歯後、「喉の痛み」に悩まされる方は少なくありません。

「この痛み、いつまで続くんだろう?」

「病院に行った方がいいのかな?」

そんな不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。

今回は、親知らず抜歯後の喉の痛みが、通常どの程度で治まるのか、そして、どのような場合に病院を受診すべきなのかについて、詳しく解説していきます。

喉の痛みが続く期間の目安

親知らず抜歯後の喉の痛みは、多くの場合、1週間程度で自然に治まることが多いです。

抜歯後の腫れは、一般的に2~3日後にピークを迎え、その後徐々に引いていきます。喉の痛みも、この腫れのピークを過ぎると共に軽快していく傾向があります。

しかし、痛みの感じ方や回復のスピードは、

  • 抜歯の難易度
  • 体質
  • 年齢
  • 健康状態
  • 術後のケア

などによって大きく異なります。

そのため、「1週間経っても痛みが全く変わらない」「むしろひどくなってきた」という場合もあれば、「3日ほどでほとんど気にならなくなった」という場合もあるでしょう。

病院に行くべきタイミング

「喉の痛み」以外にも、以下の症状がある場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。

  • 激しい痛み
    • 鎮痛剤を飲んでも効かないほどの強い痛みがある場合は、何らかの異常が起こっている可能性があります。
    • 特に、夜も眠れないほどの激痛や、ズキズキと脈打つような痛みは要注意です。
  • 高熱
    • 38度以上の高熱が続く場合は、感染症を起こしている可能性があります。
    • 特に、悪寒や倦怠感を伴う場合は、早急に受診しましょう。
  • 強い腫れ
    • 顔が大きく腫れ上がっている、または腫れが引かない場合は、炎症が強く出ている可能性があります。
    • 特に、腫れが片側だけに偏っている場合は、注意が必要です。
    • 傷口から膿が出ている場合は、感染症を起こしている可能性があります。
    • 膿は、黄色や緑色など、色のついた液体で、悪臭を伴うこともあります。
  • 出血
    • 抜歯後、多少の出血はありますが、長時間止まらない出血がある場合は、異常です。
    • 特に、鮮血がだらだらと流れ続ける場合は、早急に受診しましょう。
  • 開口障害
    • 口が開きにくい、または全く開かない場合は、顎関節に異常が起こっている可能性があります。
    • 特に、口を開けるときに痛みや音がする場合は、注意が必要です。
  • 呼吸困難
    • 息苦しさを感じる場合は、気道が狭くなっている可能性があります。
    • 特に、喘鳴(ぜいめい)や呼吸時のヒューヒューという音がする場合は、早急に受診しましょう。
  • 飲み込み困難
    • 飲み込みにくい、または飲み込めない場合は、喉の炎症がひどい、または神経が損傷している可能性があります。
    • 特に、食事や水分が摂れない場合は、脱水症状になる危険性もあるため、注意が必要です。

これらの症状は、感染症や合併症の可能性を示唆している場合があります。

自己判断で放置せずに、速やかに歯科医院を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。

早期に治療を開始することで、症状の悪化を防ぎ、よりスムーズな回復に繋がるでしょう。

その他、病院に相談すべきケース

上記のような緊急性の高い症状以外にも、以下のような場合も、歯科医院への相談をおすすめします。

  • 痛みが長引く:1週間以上経っても痛みが改善しない場合は、一度診てもらいましょう。
  • 不安や心配がある:少しでも気になることや不安なことがあれば、相談することで安心できるでしょう。
  • 症状が改善しない:実践している対処法で症状が改善しない場合は、他の方法を検討する必要があるかもしれません。
  • 他の症状が現れた:喉の痛み以外にも、発熱、頭痛、吐き気などの症状が現れた場合は、他の病気を併発している可能性もあります。

安心して回復期を過ごすためにも、少しでも気になることがあれば、遠慮なく歯科医院に相談するようにしましょう。

親知らず抜歯後の喉の痛みは、適切なケアと適切なタイミングでの受診によって、ほとんどの場合、問題なく治癒します。

4. 親知らず抜歯後、順調に回復するために! 知っておきたい注意点

親知らずの抜歯は、口の中の外科手術です。

抜歯後は、傷口がしっかりと治り、感染症などを防ぐために、適切なケアを行うことが重要です。

「日常生活でどんなことに気をつければいいの?」

「どんな症状が起こる可能性があるの?」

今回は、親知らず抜歯後の注意点について解説していきます。

1. 日常生活での注意点:抜歯後の過ごし方

抜歯後は、身体への負担を減らし、傷口を清潔に保つように心がけましょう。

  • 安静
    • 抜歯当日は、激しい運動や長時間の外出、デスクワークなどは避け、できるだけ安静に過ごしましょう。
    • 身体を休めることで、体力の回復を促し、免疫力を高めることができます。
    • また、睡眠をしっかりとることも重要です。睡眠不足は、免疫力を低下させ、治癒を遅らせる可能性があります。
    • 翌日から徐々に普段通りの生活に戻していきましょう。
  • 食事
    • 抜歯当日は、刺激の強い食べ物や硬い食べ物は避け、温かくて柔らかいものを食べましょう。
    • 刺激物や硬い食べ物は、傷口を刺激したり、顎に負担をかけたりする可能性があります。
    • また、熱い食べ物は、血行を促進し、出血を促す可能性があるため、避けましょう。
    • おすすめの食べ物
      • おかゆ
      • スープ
      • うどん
      • 煮物
      • 豆腐
      • ヨーグルト
      • ゼリー
      • プリン
      • アイスクリーム
    • 顎に負担をかけないように、反対側の歯で噛むように心がけましょう。
    • ストローの使用は、口の中の圧力変化により、出血を促す可能性があるため、避けましょう。
  • 飲酒・喫煙
    • 飲酒は、血行を促進し、出血や腫れを悪化させる可能性があります。抜歯後1週間は避けましょう。
    • 特に、ビールやワインなど、炭酸を含むお酒は、口の中の圧力変化により、出血を促す可能性があるため、注意が必要です。
    • 喫煙は、傷口の治りを遅らせ、感染症のリスクを高めます。抜歯後2週間は避けましょう。
    • タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させる作用があるため、血行を阻害し、治癒を遅らせる可能性があります。
  • 入浴
    • 抜歯当日は、シャワーのみで済ませ、長時間の入浴や熱いお風呂は避けましょう。
    • 血行が促進されると、出血や腫れが悪化する可能性があります。
    • ぬるめのお湯に短時間入るようにしましょう。
  • うがい
    • 抜歯当日は、うがいを強くしすぎないようにしましょう。
    • 傷口を刺激し、治りを遅らせる可能性があります。
    • 医師から指示されたうがい薬がある場合は、指示に従って使用しましょう。
    • うがい薬を使用する場合は、口の中に含んで軽くゆすぐ程度にしましょう。
  • 歯磨き
    • 抜歯した部分の歯磨きは避け、他の部分を丁寧に磨き、清潔に保ちましょう。
    • 傷口に歯ブラシが当たらないように注意しましょう。
    • 抜歯した部分の歯磨きは、抜歯後2~3日してから、医師の指示に従って行いましょう。
  • 口の中の清潔
    • 食後はうがいをして、口の中を清潔に保ちましょう。
    • 舌で抜歯窩を触ったり、いじったりしないようにしましょう。
    • 指や爪楊枝などで傷口を触るのも避けましょう。
    • 傷口を清潔に保つことで、感染症のリスクを減らすことができます。
    • 処方された薬は、指示通りに服用しましょう。
    • 痛みや腫れがひどい場合は、自己判断で薬を止めずに、医師に相談しましょう。
    • 薬の効果や副作用、飲み合わせなどが心配な場合は、薬剤師に相談しましょう。

2. 起こりうる症状と対処法:抜歯後に起こる可能性のあること

抜歯後には、様々な症状が現れる可能性があります。

それぞれの症状の特徴と対処法を知っておくことで、適切に対処することができます。

  • 出血
    • 抜歯後は多少の出血がありますが、通常は数時間で止まります。
    • 出血が続く場合は、清潔なガーゼを患部に当てて、30分ほど強く噛みましょう。
    • それでも出血が止まらない場合は、歯科医院に連絡しましょう。
    • 鼻血のような出血がある場合は、安静にして、頭を高くして冷やしましょう。
  • 腫れ
    • 抜歯後は、顔や顎が腫れることがあります。
    • 腫れは、通常2~3日後にピークを迎え、その後徐々に引いていきます。
    • 腫れを抑えるには、患部を冷やすのが効果的です。
    • 氷嚢などをタオルで包んで、患部に当てましょう。
    • 腫れがひどい場合は、医師に相談しましょう。
  • 痛み
    • 抜歯後は、痛みを感じるのが一般的です。
    • 痛みは、通常2~3日でピークを迎え、その後徐々に引いていきます。
    • 市販の鎮痛剤を服用することで、痛みを和らげることができます。
    • 痛みが強い場合は、医師に相談しましょう。
  • 開口障害
    • 抜歯後は、口が開きにくくなることがあります。
    • これは、顎の筋肉が炎症を起こしているためです。
    • 無理に口を開けようとせず、安静にしていれば、徐々に改善していきます。
    • 開口障害がひどい場合は、医師に相談しましょう。
  • ドライソケット
    • 抜歯窩(抜歯した後の穴)に血餅ができない、または血餅が剥がれてしまうことで起こる症状です。
    • 激しい痛みや口臭などの症状が現れます。
    • ドライソケットは、抜歯後2~3日後に起こることが多いです。
    • ドライソケットになった場合は、歯科医院で治療を受ける必要があります。
  • 神経麻痺
    • 抜歯時に、神経を損傷してしまうことで起こる症状です。
    • 唇や舌にしびれや麻痺が残ることがあります。
    • 多くの場合、自然に回復しますが、症状が長引く場合は、医師に相談しましょう。
    • 神経麻痺は、下顎の親知らずを抜歯した際に起こることがあります。

親知らず抜歯後の注意点をしっかり守ることで、合併症のリスクを減らし、スムーズな回復を促すことができます。

まとめ

今回は、親知らず抜歯後の喉の痛みについて、その原因から対処法、病院に行く目安、そして抜歯後の注意点まで詳しく解説しました。

親知らずの抜歯は、多くの人が経験する一般的な歯科治療ですが、術後には様々な症状が現れる可能性があります。

その中でも、喉の痛みは、特に下の親知らずを抜歯した際に起こりやすい症状です。

抜歯による炎症や刺激、乾燥、感染などが原因で、痛みや不快感を感じることがあります。

しかし、これらの症状は、適切な対処法を実践することで、ほとんどの場合改善することができます。

  • 炎症を抑えるためには、患部を冷やし、安静にすることが大切です。
  • 痛みを和らげるためには、市販の鎮痛剤を服用したり、喉を潤したりするのも効果的です。
  • 刺激を避けるためには、辛い食べ物や熱い飲み物を避け、アルコールやタバコも控えましょう。

また、抜歯後は、日常生活においても注意が必要です。

  • 激しい運動や長時間の入浴を避け、安静に過ごしましょう。
  • 刺激の強い食べ物や硬い食べ物は避け、温かくて柔らかいものを食べましょう。
  • 飲酒や喫煙は、傷口の治りを遅らせるため、控えましょう。
  • 口の中を清潔に保ち、感染症を予防しましょう。

喉の痛みは、通常1週間程度で治まりますが、痛みが強い、長引く、発熱や腫れを伴うなどの場合は、速やかに歯科医院を受診しましょう。

自己判断で放置せずに、専門家の適切な診断と治療を受けることが大切です。

この記事が、親知らず抜歯後の不安解消に役立ち、快適な回復期を過ごすための一助となれば幸いです。

治療のご予約は下記リンクよりいつでもお取り出来ます。キャンセルや2回目以降の治療予約に関しても行えます。

—————————————————————
御茶ノ水つばめ歯科・矯正歯科
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3丁目8-10メアリヒト御茶ノ水ビル1階
TEL:03-6281-7737
・JR御茶ノ水駅 お茶の水橋口改札 徒歩5分
・千代田線 新御茶ノ水駅B3b 徒歩5分
・神保町駅(半蔵門線、都営新宿線、都営三田線)A5 徒歩5分
・都営新宿線 小川町駅、丸の内線 淡路町駅B5 徒歩6分
・東西線 竹橋駅 3a 徒歩10分
—————————————————————

Hasegawa
御茶ノ水つばめ歯科・矯正歯科 院長
御茶ノ水駅と神保町駅の間の場所で歯科医院を経営しています。歯の治療でお困りの方向けに情報を発信しておりますので、参考になれば幸いです。
親知らず抜歯後の喉の痛み、原因と対処法を解説

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次